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犬の膵外分泌不全
カテゴリ | 肝臓・消化器系の病気(肝臓病・胃腸)
犬の膵外分泌不全の症状と原因
膵外分泌不全とは、膵臓で消化酵素が作られないため、食べ物が正しく消化・吸収されず、消化不良をおこし、栄養不足に病気です。末期の慢性の膵炎や,先天性形成不全,膵臓癌,膵臓の萎縮などが原因です。
膵外分泌不全の子はいくらたくさん食べても太りません。食欲が旺盛で、いつもたくさん食べているのにもかかわらず痩せていて、そのうえに大量の便をします。便は白っぽい色で、くさった油のような臭いがする、脂を多く含んだ便です。まれに、自分の便を食べてしまう犬もいます。
一般的に大型犬に多く、特に若いジャーマン・シェパードにみられます。高齢犬の場合は、糖尿病を合併していることがあります。
犬の膵外分泌不全の治療方法・対策
不足している膵臓の消化酵素を補給してあげます。料理にも使う肉をやわらかくする働きのある膵酵素を毎回食事に混ぜ与えます。ただし同時に胃酸の分泌を抑えてやらないと、膵酵素はうまく働いてくれません。
食前に混ぜておいてもあまり消化はされないので、食事の方をむしろ低脂肪の消化されやすいものを少量ずつ与えます。さらにビタミンの補給、抗生物質投与も場合によっては行います。
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※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |