猫の病気別に関する情報

犬のアナフィラキシー 犬の気胸 犬の胸水 犬のトキソプラズマ症 犬の口内炎(口内歯肉炎) 犬の腎盂腎炎 犬の基底細胞腫 犬の急性膵炎・慢性膵炎(膵臓炎) 犬のアレルギー性気管支炎(猫の喘息) 犬のアレルギー性皮膚炎 犬のアトピー性皮膚炎 犬の猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎、パルボウィルス感染症) 犬の伝染性腹膜炎(FIP) 犬の膀胱炎 犬の脂漏症 犬の慢性腎不全 犬の椎間板ヘルニア 犬のビタミンB2・B6欠乏症 犬のまぶたのケガ 犬のリンクスアカルス・ラボラスキー 犬の脂肪肝(肝リピドーシス) 犬の瞬膜の露出(突出) 犬のストレスによる脱毛症 犬の対称性の脱毛 犬の日光過敏症 犬の脈絡網膜炎 犬の上皮小体の異常 犬の膣の腫瘍 犬の黄色脂肪症(イエローファット) 犬の鼻出血(猫の鼻血) 犬の巨大食道症 犬の消化管型リンパ腫 犬の頭部のケガ 犬の扁平上皮癌 犬の猫風邪(猫カリシウィルス感染症) 犬の心不全 犬の心臓肥大 犬の胆管肝炎症候群 犬の肝炎と肝硬変 犬のフィラリア症(犬糸状虫症) 犬の鉤虫症(こうちゅうしょう) 犬の条虫症 犬の回虫症 犬の肺炎 犬の横隔膜ヘルニア 犬の膿胸(胸の中にうみがたまる) 犬の気胸 犬の気管支炎 犬の先天性の心臓病 犬の心筋症 犬の肉球の皮膚炎(形質細胞皮膚炎) 犬の肉芽腫(好酸球性肉芽腫症候群) 犬の尾腺炎(スタッドテイル) 犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症) 犬の白癬(皮膚糸状菌症) 犬のニキビダニ症(毛包虫症) 犬の疥癬(ヒゼンダニ症) 犬のツメダニ症 犬のノミによる皮膚病 犬の食事性アレルギー 犬の猫伝染性貧血(ヘモバルトネラ症) 犬のクリプトコッカス症 犬のトキソプラズマ症 犬の伝染性腹膜炎 犬の白血病ウイルス感染症 犬の猫エイズ(免疫不全ウイルス感染症) 犬の伝染性腸炎(汎白血球減少症) 犬のウイルス感染症(ウイルス性呼吸器感染症) 犬の乳腺炎(乳腺症) 犬の子宮蓄膿症 犬の子宮ガン(子宮の腫瘍) 犬の膀胱の腫瘍 犬の腎臓の腫瘍 犬の下部尿路症候群 犬の腎炎(糸球体腎炎) 犬の尿毒症 犬の急性腎不全(腎臓病) 犬の縦隔型リンパ腫 犬の骨髄性腫瘍(真性白血病) 犬の皮膚の腫瘍(皮膚ガン) 犬の乳がん(乳腺腫瘍) 犬のリンパ腫(リンパ肉腫) 犬の胃の腫瘍 犬の肥満細胞腫 犬の溶血性貧血 犬の貧血 犬のヘモバルトネラ症 犬の甲状腺機能亢進症 犬の糖尿病 犬の歯根の吸収 犬の口内炎 犬の歯周病(歯石、歯垢、虫歯) 犬の副鼻腔炎 犬の鼻炎 犬の咽頭炎 犬の熱中症(日射病) 犬の火傷 犬の交通事故によるケガ 犬の骨折 犬の脱臼 犬のケガ(外傷) 犬の白内障 犬の進行性網膜萎縮 犬の進行性網膜萎縮 犬の流涙症(涙目) 犬の角膜炎 犬の結膜炎 犬の緑内障 犬の眼瞼内反症 犬の巨大結腸症 犬の腸閉塞 犬の直腸脱 犬の便秘 犬の急性胃腸炎と胃潰瘍 犬の腸重積 犬の慢性胃腸炎 犬の胃捻転 犬の外耳炎 犬の中耳炎 犬の耳血腫(耳介血腫) 犬の耳ダニ症(耳疥癬) 犬の中毒の応急処置 犬の薬品による中毒 犬の食べ物による中毒 犬の中毒をおこすおもな植物 犬の肛門嚢の炎症と膿瘍 犬の食道炎 犬のてんかん発作 犬の脳炎・脊髄炎 犬の肝性脳症 犬の小脳の形成不全 犬の水頭症(水痘症) 犬のクル病 犬のビタミンA過剰症 犬のビタミンA欠乏症 犬のビタミンB欠乏症 犬の肥満

» 猫のアナフィラキシー

猫のの症状と原因 アナフィラキシー(アナフィラキシーショック)とは、アレルギー反応を過剰に起こしてしまう状態を指します。動物は自分の体にないものである「抗原(異物)」が体外から侵入してくると体の中で、それを打ち消すための抗体を作って対処します。しかしその後、もう一度同じ抗原が体内に入り込んだ際に、ショック状態・呼吸困難・よだれ・嘔吐・失禁・脱糞・低血圧・体の痛み、かゆみなどを引き起こし、最悪の場合は死に至ります。ハチに刺された際の毒のように、最初の一度目よりも二度目以降の方がより強い症状が出ます。そばアレルギーのように、食物が原因になることが最も多く、それにワクチンや薬物が続きます。 猫のの治療方法・対策 急性のアナフィラキシーショックは命に関わるため、直ちに処置に移らなければなりません。点滴や注射によりヒスタミンを抑えるための輸液や薬を与えます。その後は抗原を徹底して遠ざけるようにしましょう。抗体は一度目の侵入時に作られるため、症状が酷くなるのは二度目以降です。事前に調べられるものは調べ、ワクチンなどは混合摂取のものが多くありますが、大事をとって一種類ずつ行うのもいいでしょう。これにより、どのワクチンに抗原が含まれているかを判断することができます。

» 猫の気胸

猫のの症状と原因 肺などの気管が存在する胸膜に、なんらかの原因によって穴が空いて、胸腔内に空気が溜まってしまう事により、肺が正常な働き(伸縮)をするスペースを無くし、十分な呼吸ができなくなる病気です。多くの原因は他の猫とのケンカの際にできる傷や、高いところから落ちてしまった時に胸を強く打ちつける、交通事故などの外傷性によるものです。また肺炎や気管支炎など、呼吸器系の疾患にかかっていて、肺や胸壁が弱っている時に激しい咳き込みをしたことで穴が空く事もあります。症状は全般的に呼吸困難、よだれ、胸の痛みによる運動困難や胸を触られるのを嫌がる、などがありますが、外傷性の場合は涎に血が混じったり吐血することもあります。 猫のの治療方法・対策 初期段階や、胸腔に入り込む空気が止まっている状態であれば、安静療法、内科療法で穴が塞がるのを待つという方法がありますが、病院にかかる段階ではその大半が持続的に空気が溜め込まれており、酸素室での酸素吸入・および針などを用いて胸腔の空気を抜く処置が必要になります。他の病気があれば並行して治療にあたりますが、交通事故などの大きなケガの場合は、そのまま手術を行うことになるでしょう。 少しでも愛猫の負担が少なくすむように、異変が起きたらすぐに気づけるようにしましょう。外傷だけではなく、呼吸器の疾患にかかっていないかどうかも毎日チェックしてあげてください。

» 猫の胸水

猫のの症状と原因 肺などの器官がある胸腔内に液体が貯留してしまう事で、肺が十分に膨らめなくなる病気です。肺が正常な働きを行えないため、呼吸困難、咳などの症状が見られます。他に胸部に痛みがあるため胸に触れられるのを嫌がったり、食欲不振や発熱も起こす恐れがあります。 原因は様々な病気の発症によるものや、外傷性のもの、体質によるものなど、数多く存在します。胸腔内に貯留される液体には様々あり、その液体や液体を滲出している細胞を検査して、何が原因かを判断します。主なものだと膿、乳糜(にゅうび)、血液が挙げられ、それぞれ、膿胸、乳糜胸、血胸と呼ばれています。 膿胸はケンカや異物嚥下時についたケガ、化膿性の呼吸器仕官から真菌、細菌が感染して発祥します。乳糜胸は乳糜のリンパ液が胸腔内に漏出して貯留します。外傷や腫瘍、心臓疾患にフィラリア症やリンパ管の損傷などが原因となります。血胸は血液が胸腔内に貯留します。胸部への衝撃、腫瘍や凝固異常などが原因になります。血胸は血液が漏れ出しているため、貧血にもなりやすくなります。 猫のの治療方法・対策 基本的に何が原因であっても、液体が何であっても酸素吸入などで状態を落ち着かせ、液体の除去を行い、安静を心がけて処方薬による内科療法や食事療法を行っていきます。また、それと同時に各原因ごとの処置も同時進行で進めます。 膿胸の場合は針を胸腔に刺し入れ、膿を取り除き、チューブを胸腔内に通して洗浄を行います。同時に菌に対する抗生物質を与えて、原因となる菌が検出されなくなるまで続けます。あまり見られませんが、手術を行う場合もあります。 乳糜胸も同様に乳糜を取り除きます。軽度であれば内科療法や食事療法を施しますが、基本的には手術を行います。 血胸は血管拡張剤や利尿薬で体の水分を減らして行きますが、効果が薄い場合は他の症状と同じように針で貯留した血液を抜きます。その後、止血剤や輸血の処置を行っていきます。

» 猫のトキソプラズマ症

猫のの症状と原因 トキソプラズマという微小な生物に感染する病気です。感染したネコがすぐに症状を現すことは少なく、ほとんどが慢性化に移行した状態で症状を出し始めます。おもな慢性症状は、長く続く下痢。体の一部が麻痺したり、運動失調です。トキソプラズマという微小な生物はネズミ・ブタ・鳥類などにも感染するために、その感染した生物を捕食した場合は感染します。人間にも感染するので注意が必要です。 猫のの治療方法・対策 下痢などに対する対症療法の他、おもに抗菌薬としてサルファ剤などを使用しますが、特効薬ではないため、治療にはある程度の時間を要することが多くなります。

» 猫の口内炎(口内歯肉炎)

猫のの症状と原因 口腔内の粘膜に炎症を起こした場合を口内炎(口内歯肉炎)と言います。口腔粘膜が炎症を起こすのは歯石・歯垢の蓄積・歯の破折や残根の放置・全身性のウイルス感染症・免疫機能障害・その他の全身性代謝疾患などの影響によるものが大部分です。 ウィルス感染の証拠もなく、歯石・歯垢の蓄積も軽度で破折歯や残根が認められないにもかかわらず、歯肉と口腔粘膜の両方に強い炎症を示す病態を難治性口腔炎と呼んでいます。症状は、歯肉・粘膜が赤く腫れ、出血も見られます。非常に強い痛みで、食事を食べれなくなったり、大量によだれが垂れ、口臭が強くなります。放置すると脱水や貧血、栄養障害で体が衰弱してしまいます。炎症が酷くならない早い時期に動物病院で検査を受けて下さい。また炎症を起こした部分から細菌が入ってしまうと、別の病気の引き金になる事もあります。 猫のの治療方法・対策 基本的には口内洗浄を行います。その後、抗生物質と抗炎症薬を投与します。栄養状態が思わしくない場合は水分ヤミネラルなどの栄養補給をし、他の病気も平行して治療を行います。

» 猫の腎盂腎炎

猫のの症状と原因 症状はほとんど見られませんが、尿の混濁、血尿などがみられたときは注意です。腎組織から送られてくる尿は腎杯を経由して腎盂に集まり尿管にでる。この部分が病原細菌に感染して炎症を起こすものが腎盂腎炎といわれております。 猫のの治療方法・対策 抗生物質の投与が中心になります。腎不全になっていれば、その治療もおこないます。

» 猫の基底細胞腫

猫のの症状と原因 基底細胞腫とは皮膚の表皮の一番基底部にある細胞の腫瘍のことです。悪性度が低く、他の組織に転移することは殆どありませんが、放っておくとその場所で徐々に深く浸潤していきます。従って、その治療は切除してしまうことが基本です。 猫のの治療方法・対策 腫瘍全体を周囲の正常組織とともに切除します。その結果、腫瘍ががん性の場合でも、それ以上手術を行う必要がありません。腫瘍を完全に切除することが困難な場合には、バイオプシーを行います。

» 猫の急性膵炎・慢性膵炎(膵臓炎)

猫のの症状と原因 膵炎は、急性膵炎と慢性膵炎とに分かれます。 またそれらの中間型のようなものもあるようです。急性膵炎とは突然に発症する膵臓の炎症です。慢性膵炎は持続的に起こる炎症性の疾患で、永久的にその機能が障害される可能性があります。急性膵炎は慢性膵炎よりも多く診断される傾向にあります。年齢、性別、品種による好発傾向はあまり認められていませんが、わずかにシャム猫系に多いようです。臨床症状としてはあまり、特異的なものはなく、これがこの病気の診断をさらに難しくしているようです。 特に症状がは出ないときもありますが、たいていは元気がなくなったり、部分的あるいは完全な食欲不振がある(多くの猫は嗜眠傾向があります)ということです。しかし、これらは猫の病気の最初の症状としての状態で、多くの病気は、この2つの症状が出ますので、何も診断上の手掛かりになるものではありません。本来膵炎は消化器系の病気ですから消化器の病気の本来の特徴である嘔吐、下痢、腹痛等は20~30%ぐらいしかでないようです。その他の所見としては、脱水、黄疸、呼吸速拍、頻脈、低体温、等が認められます。 猫のの治療方法・対策 多項目の検査を行い、この間食事は3-4日(あるいはそれ以上)止めて、膵臓を休ませながら炎症が治って行くようにします。失われた水や電解質を点滴で補給するのも重要です。通常は自分で直って行くものですが、どんどん悪化するものでは輸血も行い、抗生物質などを投与することもあります。さらにショックに対する治療も行われます。

» 猫のアレルギー性気管支炎(猫の喘息)

猫のの症状と原因 アレルギー性皮膚炎は、アレルギーの原因となるアレルゲンの寄生、接触、摂取、吸引に過剰反応する事によって引き起こされる皮膚病です。最も多いアレルギー性皮膚炎は食物アレルギーで、次いでダニやノミのアレルギーです。他にも吸引性アレルギー、接触性アレルギーなどがあります。 アレルギー性気管支炎は猫の喘息です。人間の喘息と同じように最悪の場合、命の危険があります。比較的、冬に発症しやすい病気です。アレルギーの原因となるアレルゲンを吸い込むと、気管支が収縮し、咳や呼吸困難を招きます。主なアレルゲンは、ハウスダスト、カビ、花粉、食物、薬、タバコの煙などです。アレルギー性気管支炎の症状は、ゼーゼーとした荒い呼吸音、咳、開口呼吸、チアノーゼがあり、症状が軽いものから重いものまで存在します。 猫のの治療方法・対策 検査方法はX線検査、血液検査、身体検査です。治療法としては気管支拡張剤を軸に、アレルゲンによって、ステロイド剤や抗生物質、抗アレルギー剤などの内科治療を行います。また、家庭内においても、アレルゲンの元となるものを徹底的に排除してあげましょう。

» 猫のアレルギー性皮膚炎

猫のの症状と原因 アレルギー性皮膚炎は、アレルギーの原因となるアレルゲンの寄生、接触、摂取、吸引に過剰反応する事によって引き起こされる皮膚病です。最も多いアレルギー性皮膚炎は食物アレルギーで、次いでダニやノミのアレルギーです。他にも吸引性アレルギー、接触性アレルギーなどがあります。 アレルギーが発症すると、体にかゆみを伴う湿疹が現れたり、脱毛が見られたりします。猫は患部をかいたり、噛んだりするため、更なる症状の悪化や他の病気を招きますので、早期発見、早期治療が何よりも必須となる病気です。 猫のの治療方法・対策 まず、検査により、原因となるアレルゲンを特定します。ステロイド剤の投与や、食事療法で治療を行なっていきますが、最も大切なのは、家庭内でのアレルゲンの除去です。家族全員で協力して行なってあげてください。

» 猫のアトピー性皮膚炎

猫のの症状と原因 アトピー性皮膚炎は、アレルギーを起こす原因となるアレルゲンの吸引による皮膚病です。花粉やハウスダストを始め、あらゆる対象が原因となります。また、遺伝的要因も関係していると考えられています。3歳以下の若い時期に発症するケースが多いようです。 全身のあらゆる場所に強いかゆみが生じます。 猫は患部を噛んだり、ひっかいたりするため、気付かずに放っておくと、 皮膚が炎症を起こしたり、脱毛したり、傷ができたりと、皮膚の状態はどんどん悪化していきます。最悪の場合、粟粒性皮膚炎や好酸球肉芽腫群が発症するケースもあります。早期発見と早期治療を心掛けましょう。 猫のの治療方法・対策 検査によりアレルゲンを特定し、アレルゲンを取り除きましょう。また、シャンプー、リンスで被毛の清潔を保ち、こまめな掃除により生活環境を改善させる事も大変重要です。その上で外用薬や内服薬の投与を行います。

» 猫の猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎、パルボウィルス感染症)

猫のの症状と原因 猫汎白血球減少症は、「猫パルボウイルス」によって引き起こされる病気です。軽度の場合は軽い吐き気や下痢などの症状で済みますが、重度の場合は発熱や激しい嘔吐、血液が混じった下痢をします。このような場合、ネコは水分を取る事が出いないために急な脱水症状に陥ります。 通常のウイルスは、生体から排出された後は急激に失活して、感染力を長期間有することはありませんが、猫パルボウイルスの場合は糞便などによって体外から排出されたウイルスでも、約半年間ほど感染力を有するほど強力です。通常は経口的にウイルスを摂取することで感染しますが、まれに子宮内感染から起こり、胎児の流産・死産・生まれた胎児の小脳形成不全で小脳が侵されると、運動失調を起こしやすかったり、失明などが起こります。 感染経路は、放し飼いや多頭飼いなど、猫が集団で生活している場所には、高い確率で感染がみられるといわれております。コロナウイルスに感染した場合、離乳したばかりの子猫では、微熱、嘔吐、下痢などの症状がみられることがありますが、成猫のほとんどは症状がみられないか、軽い下痢を起こす程度です。 猫のの治療方法・対策 水分・栄養補給・電解質バランスを保つための点滴や抗生物質による内科治療を行いますワクチンを接種することが最大の予防策です。病気にかかってしまったら、安静と保温を考えて、猫が嘔吐を繰り返す時は無理に水や食べ物を与えず安静を保つことが大切です。早期の診断が大事になります。

» 猫の伝染性腹膜炎(FIP)

猫のの症状と原因 猫伝染性腹膜炎(FIP)は、ウイルス性疾患でコロナウイルスの一種です。コロナウイルスとは、他の動物では主に伝染性の腸炎を起こすウイルスとして知られています。症状は、猫それぞれによって様々です。 初期は一時的な食欲減退や元気消失、毛並みが悪くなる、体重減少、発熱といった典型的ではない症状を示します。他の症状は、胸腔内に胸水がたまる症状も出ることがあり、このケースでは激しい呼吸困難を起こします。 感染経路は、放し飼いや多頭飼いなど、猫が集団で生活している場所には、高い確率で感染がみられるといわれております。コロナウイルスに感染した場合、離乳したばかりの子猫では、微熱、嘔吐、下痢などの症状がみられることがありますが、成猫のほとんどは症状がみられないか、軽い下痢を起こす程度です。 猫のの治療方法・対策 他のウィルス性感染症と同様に内科的治療を行います。また、腹水が大量に溜まった場合は注射器によって水を吸収してあげます。確定した効果的な治療法が開発されてはおりません。よって、治療は主に延命をはかる治療となりますが、ステロイド剤と抗生物質を用いた治療がある程度延命効果があるようです。免疫抑制剤の使用も効果があるとの報告もあるようですが、猫によっては様々な反応で、一定の効果を上げられる薬剤は確定していないようです。

» 猫の膀胱炎

猫のの症状と原因 尿の出方が悪く、しょっちゅうトイレに行くなど落ち着きがない状態になりがちです。細菌感染によって発症する場合がほとんどなので、猫の場合は尿質が濃いのであまりかからないようです。 猫のの治療方法・対策 細菌感染が原因の場合は抗生物質を投与しますが、特効薬が無いのが現状なので、ほかにはどのような抗生物質が効果あるかも調べる必要があります。

» 猫の脂漏症

猫のの症状と原因 脂漏症とは、皮膚腺から脂が異常に分泌される事により、皮膚上にかさぶたや、悪臭やかゆみを伴う脂の塊ができる病気です。脂漏症には油性脂漏症と乾性脂漏症があり、油性脂漏症は体があぶらっぽくなり、皮膚の上に強く臭う脂の塊ができます。乾性脂漏症は、皮膚が乾燥し、皮膚上に白っぽいかさぶたができます。また、フケが多くなるのも乾性脂漏症の特徴です。一般的には、栄養失調を始め、様々な望ましくない生活環境が原因だと考えられていますが、正確な原因は未だ解明されていません。 猫のの治療方法・対策 細菌感染が原因の場合は抗生物質を投与しますが、特効薬が無いのが現状なので、ほかにはどのような抗生物質が効果あるかも調べる必要があります。

» 猫の慢性腎不全

猫のの症状と原因 慢性腎不全とは、腎臓の機能が少しずつ損なわれていって、やがては腎臓が正常に働かなくなるという、6歳以上の老猫に多い病気です。 たとえ健康体であっても、老化と共に腎臓の働きが弱まって陥る事があるので、常日頃から、猫の体調管理をしっかりと行い、後述する症状が出ていないかどうかをチェックするのが良いしょう。しかし、症状が表に出始めるのは、既に腎機能が約7割方失われた時であるため、一番望ましいのは定期的な健診を受けさせる事です。また、他の腎疾患、泌尿器疾患、感染症などが原因となって発症する事もあります。 初期症状は多飲多尿、食欲の低下などです。症状が進行していくと、よだれ、嘔吐、体重減少、貧血などが見られ、最悪の場合、尿毒症を発症し、命を落とす恐れもあります。 猫のの治療方法・対策 慢性腎不全は治る病気ではありません。失われた腎臓の機能が回復する事はないので、食事療法や内科療法を行い、残された腎臓で生活していく事になります。また、家庭で輸液療法を行なうケースもあります。

» 猫の椎間板ヘルニア

猫のの症状と原因 椎間板ヘルニアは、脊椎(頚椎から尾椎まで)において、骨と骨の間でクッションの役割を行なっている椎間板が飛び出してしまい、神経を圧迫する病気です。6歳以下の比較的若い年齢に起こることが多く、治療を行なっても後遺症が残る可能性があります。 神経が圧迫される事により、神経の伝達が正常に行われず、痛みを感じたり、歩行障害が起こったり、体中に麻痺が起こったりします。最悪の場合、死に至る事もあるので、一刻も早く診察を受ける事が大切です。 猫のの治療方法・対策 慢性腎不全は治る病気ではありません。失われた腎臓の機能が回復する事はないので、食事療法や内科療法を行い、残された腎臓で生活していく事になります。また、家庭で輸液療法を行なうケースもあります。

» 猫のビタミンB2・B6欠乏症

猫のの症状と原因 これらのビタミンが不足すると、頭部や耳の周辺に皮膚炎を伴う皮膚病がおこります。ミルクや卵・レバーなどのビタミンBを適度に食べさせることが大事です。 猫のの治療方法・対策 ビタミン総合薬を処方します。

» 猫のまぶたのケガ

猫のの症状と原因 猫は、いろんな原因でまぶたをに傷を受けます。とくに目立つのは、打撲や他の猫にかまれた傷です。まぶたに軽い怪我をした時の症状は、皮下出血や腫れなどです。多くのケースでは、皮膚が切れて出血がともないます。さまざまな原因によってまぶたを傷つけるので注意が必要です。軽い炎症などは自然に治ってしまいますが、出血を伴うと眼球などにも傷がおよんでいる可能性があるので痛がります。 猫のの治療方法・対策 傷がある場合は抗生物質を投与し、二次感染を予防します。皮膚が大きく切れていれば、外科的に傷を縫合します。傷がなく、内出血で腫れているような時には、抗炎症薬などが使われます。まぶたを怪我した場合、外からはわからなくても、傷が眼球そのものに達しているケースもあります。傷の状況にもよりますが、獣医師さんの診察を受ける事を勧めます。

» 猫のリンクスアカルス・ラボラスキー

猫のの症状と原因 日本名がない新型のダニの寄生が原因となります。このダニは寄生をしていてもかゆみは強くなく、フケを出す程度の症状です。近年、海外からのネコの輸入に伴い増えてきたダニと言われています。 猫のの治療方法・対策 体をきれいに洗い、ダニを体から洗い流します。

» 猫の脂肪肝(肝リピドーシス)

猫のの症状と原因 正常な猫では、体内の脂肪組織、食べ物から摂取した脂肪や、肝臓の間で脂肪酸の循環がおこなわれており、そのバランスが重要なのです。過剰に餌を与えると、摂取と消費の収支バランスが崩れ、肝細胞に過剰な脂肪が溜まっていくのです。特に肥満の猫ではなんらかのきっかけで4-5日食べない状況がでると一気に黄疸が出て死亡することもあり、これを肝リピドーシスといいます。 猫のの治療方法・対策 肥満動物は貯蔵脂肪が大量にあるため食事を取らないとエネルギー源として体脂肪を使い始めます。そしてますます脂肪酸の収支バランスをくずしてしまいます。よってこの治療法としては点滴や強制給仕でエネルギーとしてグルコースをあたえ、体脂肪からの動員をストップするような支持療法が中心となります。 脂肪肝、肝硬変などの病気になる傾向として、愛猫をかわいがっており、欲しがるままに餌を与え続けてしまった飼い主さんに多いです。症状が出てからでは手遅れになってしまっている場合も多く、飼い主さんやご家族の優しさが愛猫の不幸にし後悔することになってしまいます。 さらに肥満は脂肪肝だけでなく、糖尿病や、足腰の病気、皮膚病、呼吸器疾患等も引き起こします。これから先を見据えて、きちんとしたバラススの良い食事管理をしていきましょう。また、脂肪肝だけで、なんら無症状であり、肝硬変にまで至っていない状態だと回復は可能です。

» 猫の瞬膜の露出(突出)

猫のの症状と原因 猫のまつげは上にしかありません。 そのかわりに猫の目頭寄りのまぶたの内側に瞬膜という薄い膜があります。 猫の第3のまぶたとも呼ばれています。普段は目頭や目尻の奥に少し見えるだけで、まぶたを閉じると同時に左右から瞬膜が出て目を覆い 眼球を保護しています。 これが、なんらかの原因で目頭から眼球の上までいつも露出したままの状態になります。瞬膜が充血して、腫れて炎症を起こしたり、瞬膜にはリンパ組織がたくさんあるので、リンパが腫れる事もあります。瞬膜炎に伴って、瞬膜が突出して眼球の半分ほど覆ってしまうことがあります。 原因は不明ですが、寄生虫とか精神作用にある程度関係があるとされています。 片目だけの場合は異物の混入や目の損傷などが原因と考えられますが、両目の瞬膜が突出している場合は体の具合が悪いためと考えられています。 猫のの治療方法・対策 まず原因をつきとめて処置を施します。病気が治るにつれて体調が回復すれば元の状態に戻ります。ただし、結膜炎を発症している場合は抗生物質や点眼薬を使う事もあります。

» 猫のストレスによる脱毛症

猫のの症状と原因 人間の円形脱毛症のようにストレスが原因で頭や肩などの毛が部分的に抜けることがあります。また猫がなんらかの原因でストレスを感じるとそれを発散させようとあることをします。前足や腰、背中などの一箇所を繰り返し舐め続けその部分の毛がしだいに抜けていきます。 何でもない猫でも身体よく舐めてグルーミングはしますが、ストレスを感じている猫のそれは異常になります。毛が無くなるまでやっています。その時には舐めるよりも、毛を引きちぎっている感じです。この過剰グルーミングは飼い主の前ではやらないことが多いようです。どこか見えないところや夜間にやってしまって、気が付いた時には毛が薄くなっていることが多いようです。 猫のの治療方法・対策 猫がストレスに感じている原因を飼い主が取り除いてあげましょう。過剰グルーミングは、猫がストレスを感じている状態です。そのままにしときますと下痢や嘔吐の消化器症状が出てきたり、原因不明の食欲不振から急激な体重減少を起こしてきます。ぜひ猫の気持ちを飼い主さんが理解してストレスを無くしてください。

» 猫の対称性の脱毛

猫のの症状と原因 体の右側と左側が同じように脱毛していきます。後足の間当りから毛が抜けてから、被毛が薄くなった部分が次第に腹の方に広がっていきます。症状が進んでしまいますと腰や背中・わき腹・尾の下・後足の内モモまで脱毛が及びます。対称性の脱毛は、毛の根元の毛包が萎縮する為に起こります。 脱毛はアレルギー症状・内分泌の障害等による病気が関与するものと、季節の変わり目等に自然におこる生理的なものがあります。猫の対称性脱毛は、痒みはあまりありませんが、悪化すると発症部位が硬くなってしまい痒みを伴う事があります。 猫のの治療方法・対策 毎日、両耳や鼻先をチェックするようにしましょう。もしも赤くなっていたりすれば、紫外線対策の薬を塗ってあげればある程度予防できます。 副腎皮質ホルモン剤を毛の根元の毛包は萎縮し脱毛しますが、その原因は不明です。去勢や不妊手術をうけた猫やホルモン剤(エストロゲン・アンドロゲン・プロゲステン)を長期投与している猫に多くみられます。ホルモンバランスとも関係していると言われていますが、去勢等をしていない猫にも発病します。

» 猫の日光過敏症

猫のの症状と原因 強い日差しへの慢性的曝露が原因で起こり、また病状を悪化させます。初期病変の多くは、色素沈着していない白色で体毛の薄い部分に発生します。白色もしくは、被毛の色が非常に薄い猫が発生しやすいです。また遺伝性の疾患で、日光に含まれる紫外線が原因と言われています。毛の色が薄いネコに発生が多く、紫外線から皮膚を守るメラニンの産生数が少ない為に、紫外線に対する抵抗性の低さから発生しているとも言われています。夏期の季節になりますと、症状がひどくなる傾向があります。 耳先の皮膚に症状が出やすく、まず皮膚が赤くなります。その後、皮膚が腫れ、脱毛し、かさぶたが出来ます。眼瞼や口唇に発生することもありますひどい場合は、ただれや出血がみられる場合があります。6歳以上の猫では扁平上皮癌へ移行するリスクが高くなります。頭部の毛が抜け、その部分の皮膚がただれ、潰瘍ができます。頭部、とくに耳、目、口のまわりの毛が抜けて、ところどころに赤い斑点ができます。 猫のの治療方法・対策 毎日、両耳や鼻先をチェックするようにしましょう。もしも赤くなっていたりすれば、紫外線対策の薬を塗ってあげればある程度予防できます。 副腎皮質ホルモン剤を投与し、日光(紫外線)を避けて生活させます。猫が紫外線をまったく浴びないようにすることは困難ですが、飼い主さんは、猫ができるだけ屋内や日陰で過ごすような工夫をします。膿皮症を併発している場合は、抗生剤や薬浴などの治療も必要になります。

» 猫の脈絡網膜炎

猫のの症状と原因 眼球後方の脈絡膜を中心に炎症が起こる病気です。網膜にも炎症が波及してしまい、眼底検査によって網膜脈絡膜炎として診断されます。軽度の脈絡膜炎はほとんどが無症状で、偶然発見されることも少なくはありません。重度の場合には網膜剥離や眼底出血を起こしてしまい視力を失ってしまうケースもあります。 原因には、猫伝染性腹膜炎ウィルス・猫白血病ウィルス・猫免疫不全ウィルスなどの感染があげられています。眼底に出血や浮腫みなどが見られ、眼底が不鮮明な状態になります。 猫のの治療方法・対策 目薬(いわゆる局所治療薬)ではなく根本的な治療として全身性の薬で対処します。また、感染性が原因の場合は炎症を抑えるためにコルチコステロイド(副腎皮質ホルモン薬)を全身投与します。急性の炎症がみられる時には、ステロイド製剤を行ないます。 細菌・真菌の感染と考えられるならステロイド製剤は逆に病態を悪化してしまうので使用せずに、抗生物質や抗真菌薬をそれぞれ投与します。

» 猫の上皮小体の異常

猫のの症状と原因 症状の初めは動作や仕草に異常が見られます。病気が進行すると全身に痛みが生じるので抱かれたり触れられたりするのを嫌がります。この症状になると骨が変形する・骨折しやすくなるなどの症状がでます。 食事に十分なカルシウムが不足していると、この病気は発症します。 猫の骨の形成に欠かせない栄養素の中でカルシウムがあります。猫が食事によってカルシウムを十分にとらないで不足するとクル病になり、骨が正常に成長しなくなってしまいます。一方、カルシウム不足によって 首のあたりにある「上皮小体」という器官が異常に活発に働くこともあります。 猫のの治療方法・対策 リンとカルシウムが入った食事を十分与えます。また、症状が改善されるまで時間が掛かる事が多いので、ネコが骨折などしないように飼い主の注意が必要です。飼い主さんが猫の食事を考えて管理してください。栄養のバランスが悪く偏ると猫の健康を損ないます。小さい猫では栄養性の病気になると成長が妨げられて、成人になっても病気を発症しやすいです。特に骨の病気になると一生治らず、障害を背負ってしまうケースもあります。

» 猫の膣の腫瘍

猫のの症状と原因 しこりなどがあるときは外陰部(平滑筋腫、線維腫など)から腫瘤が飛び出している場合があります。膣の腫瘍は性ホルモンが何らかの作用によって引き起こされていると考えられます。 猫のの治療方法・対策 外科的手術による患部の除去が一般的です。不妊手術をしていないネコが発症した場合は性ホルモンの影響を無くすために卵巣も一緒に取ってしまうこともあります。

» 猫の黄色脂肪症(イエローファット)

猫のの症状と原因 栄養価が偏ると発症する病気です。猫の腹部や胸部、腹腔内などにたまった皮下脂肪が酸化して変性して、炎症を起こします。脂肪は本来きれいな白色ですが、黄色脂肪症になると黄色く変色してみえることから イエローファットとも呼ばれます。 腹部に脂肪の硬いしこりが出てきます、このしこりは痛みと熱を伴うためネコは突っ立ったような奇妙な歩き方をします。原因は「不飽和脂肪酸」と言うマグロ・カツオ・アジ・サバなどの青物の魚に含まれる成分の過剰摂取によって引き起こされます。なので、この種の魚を食べ過ぎないようにします。 猫のの治療方法・対策 脂肪の酸化を抑えるビタミンEを飲ませたり食事に混ぜたりします。また患部の炎症を抑える為に抗炎症薬(消炎剤)などを処方します。猫が発熱する、脱水をおこす、食欲をなくすなどの症状をみせている時は それぞれの症状を抑える内科的な対症療法を行います。 魚類の食べ過ぎ、偏食が引き起こす病気である。治療法として食生活の改善が大事になってきます。また、脂肪の酸化を防ぐためにビタミンEを投与し、少しでも症状改善へと進めて行きます。始めに、生魚・焼き魚・干物などの魚類を食べさせないように飼い主さんが管理してください。 市販で売られてる良質なキャットフードは、ドライや缶詰タイプでも、脂肪の酸化防止用にビタミンEを添加しているため、それほど問題はありません。可能であれば、魚類以外の栄養素をたくさん含むキャットフードを採用したほうがいいかもしれないです。

» 猫の鼻出血(猫の鼻血)

猫のの症状と原因 鼻炎などが悪化したり・猫同士のケンカで鼻を傷つけて出血してしまいます。交通事故で頭部を打ったり肺を傷つけてしまいますと鼻血の原因にもなります。それ以外に血液の病気になってしまい血が止まりにくい状態になるケースも考えられます。 まず原因がケガによるものか、病気なのかを見分ける必要があります。病気の場合、出血の量は少ないですが長期に続くことが多いです。反対に事故やケガが原因の場合は大量に出血することがあります。鼻腔に何らかの問題が発生した事が考えられます。 猫のの治療方法・対策 原因によって異なりますが、事故やケンカの場合は安静にしていれば出血が止まるはずです。また、出血がすぐに止まらない場合は、止血剤や他の内科療法が必要です。鼻出血の場合は感染性や交通事故、同士のケンカなどが多いようなので、飼い主さんの気配りが必要です。 鼻を軽く打ったりして出た少量の花血でしたら、安静にしていればほおっておいておいてもほとんどはすぐに止まります。しかし、人の鼻血のように鼻腔に綿を詰めたりして止血できませんし、綿棒などを使うのはかえって危険ですので、出血が長引くようでしたら、獣医さんの診断をうけてください。家庭では、なるべく頭を動かさないように安静にして、鼻腔をこまめに吹いて呼吸が苦しくならないように注意してください。

» 猫の巨大食道症

猫のの症状と原因 巨大食道症(食道拡張症)とは、食道の拡張と動きの低下を特徴とする症候群です。先天性と後天性があります。先天性の特発性で、食道の生命力学的特性の異常と考えられています。現段階では不明です。後天性は原因不明の場合と、他の病気と続発して起こる場合があります。続発性の巨大食道症を誘発します病気としましては、神経と筋肉の病気があります。 症状として、食べ物を食後から数時間で吐き出します。その頻度は様々です。誤嚥性肺炎を併発しているときには、呼吸困難や発熱が起きてしまします。食べ物を飲み込むことが困難の場合は、体重が減少し痩せてゆきます。更に食道炎の併発により、食欲不振やよだれがみられることがあります。また、吐いたときに嘔吐物を気管に吸い込んで肺炎を引き起こすこともあります。生まれつき食道や周りの神経に異常がある場合が多く、子ネコのときから食べ物をすぐに吐いてしまう子も中にはいます。 猫のの治療方法・対策 先天性の場合は内科治療などでも完全に治療するのは困難ですが、食事の与え方などによって改善されていくことがあります。その他の病気が原因で巨大食道炎が発症している場合は原因となっている病気の治療を行います。 原因疾患があるときでしたら、その治療を行ないます。対症療法として、高い場所に置いた流動食を立位で食べさせてあげてください。食後もしばらくの間は、立位の状態に保つようにして、食べ物が重力で食道を移動しやすくします。多くの場合は、食道炎を併発するため、抗生物質や粘膜保護剤を投与します。重度の食道拡張症は難治性のケースが多く、誤嚥性肺炎の合併により死亡率が高くなります。

» 猫の消化管型リンパ腫

猫のの症状と原因 消化管型 リンパ腫では腸管全体にわたる消化器官のガンです。発症の平均年齢は8歳前後です。下痢や嘔吐が続き、食欲が減退し、痩せ細り、一日寝てだるそうにしています。下痢や嘔吐などの消火器症状を示し、ネコは寝ている時間が増えて何となくダルそうに見えます。 猫のの治療方法・対策 脳の浮腫みを抑えるために副腎皮質ホルモン薬や利尿薬などで様子を見ながら、細菌による二次感染を防ぐ抗生物質や抗けいれん薬を投与します。場合によっては外科的手術により脳内の血液を取り除いたりします。 化学療法よりも症状を抑える対処療法が主になります。治療が難しく、実際に化学療法を行った場合には食欲不振・下痢・ 嘔吐・消化管出血などが大きな問題となることが多いです。現在のところは、犬の 消化管型リンパ腫 に対する化学療法についてはきわめて悲観的な状況です。治療法によっては副作用を伴う場合があるので獣医さんとよく話しあって治療を受ける事が望ましいです。

» 猫の頭部のケガ

猫のの症状と原因 猫は痙攣を起こしたり・よろめいたり・もうろうとします。交通事故や高所からの落下事故など猫に多い事故が原因で頭部を強打する場合が少なくありません。そのため、頭を強く打つと脳が浮腫んだり、出血します。仮に猫の生命を取り留めましても、頭を強く打つなどして脳が傷つく可能性が有り、後遺症が残る事があります。 猫のの治療方法・対策 脳の浮腫みを抑えるために副腎皮質ホルモン薬や利尿薬などで様子を見ながら、細菌による二次感染を防ぐ抗生物質や抗けいれん薬を投与します。場合によっては外科的手術により脳内の血液を取り除いたりします。 猫が意識を失った時にはできるだけ早く獣医師の診断を受けてください。猫の体を動かさないようにして 静かに横にさせましょう。動物病院に運ぶときは、静かに寝かせてあげて、頭に負担が衝撃が加わらないように優しく抱いて運んでください。

» 猫の扁平上皮癌

猫のの症状と原因 扁平上皮癌は、中高年の猫に見られる病気で、皮膚や粘膜を生成する扁平上皮細胞の腫瘍です。そのため、発生箇所は全身の皮膚だけではなく、目、耳、口、鼻などの粘膜にも発します。猫の場合には後者のように、顔に発生するケースが多いようです。 扁平上皮癌にかかると、まず、発生箇所の皮膚が荒れたり、小さなしこりができたりします。更に症状が進行すると、潰瘍が大きくなり、膿が出たり、悪臭がしたりします。場合によっては、発生した部位の機能に問題を起こす恐れもあります。原因は紫外線が最も多く、次いで各部位の炎症から発症するケースです。この他、エイズなどの免疫力が低下している病気を患っている時も扁平上皮癌を発症する原因になります。 猫のの治療方法・対策 治療は、切除可能な部位であれば、癌組織を取り除く外科手術を行います。予後に放射線治療を行う事もあります。ただ、部位によっては切除不可能なケースもあり、この場合は放射線治療と抗生物質などの内科的治療を行なっていきます。 すべての病気に言える事ですが、早期発見・早期治療が最も大切な事です。初期症状が肌の荒れや炎症などであるため、飼い主が一時的な皮膚疾患と思い込んで、大事にとらえない傾向がありますが、毎日ちゃんとチェックして、少しでも問題があれば、すぐに獣医師の診察を受けましょう。

» 猫の猫風邪(猫カリシウィルス感染症)

猫のの症状と原因 人間と同じように猫も風邪を引きます。猫ウイルス性呼吸器感染症や、猫カリシウイルス感染症と呼ばれるjavascript:void(0)事もあります。ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどの感染が原因となります。猫風邪を患っている他の猫のくしゃみや、目ヤニ、鼻水から感染します。特に3種混合ワクチンの摂取を行なっていない野良猫からの接触・飛沫・空気感染が多いので、愛猫を野良猫に近づけさせないのはもちろん、飼い主さんも野良猫に近づかない方が宜しいでしょう。(飼い主さんが野良猫と遊んだ際にウイルスを皮膚や衣服に付着させ、自宅に戻り、愛猫に間接的に感染させる事も少なくないのです) 人間の風邪と同じように、くしゃみ、鼻水、咳、発熱などの症状が現れます。蛇足ですが、人間の風邪と猫の風邪は別物です。人間の風邪が猫に感染する事も、その逆もありません。 猫のの治療方法・対策 治療法は抗生物質やインターフェロンを投与する事もありますが、基本的には人間と同じく、家庭での療養となります。食欲が低下している場合には、点滴を行なうか、食べやすい流動食を与えます。きちんと予めワクチン接種を行う他、感染猫に近づけない事が一番の予防法です。

» 猫の心不全

猫のの症状と原因 心不全とは、何らかの原因により、心臓の機能が低下し、血液を正常に送り出せなくなってしまう状態を指します。生まれつき心臓に問題があったり、老化により心臓が弱くなったりと、原因は様々です。心不全になると、呼吸困難や咳が初期症状として現れます。また、ほんの少しの運動でもすぐ座り込んでしまったり、一度息が切れてしまうとなかなか回復しなくなってしまいます。また、肺水腫を招いてしまうケースもあります。 猫のの治療方法・対策 聴診、超音波、心電図、レントゲン、エコーなどの検査で診断を行います。心不全を完全に治す事は大変難しい事ですが、薬による内科的な治療と、心臓に負担をかけない食事療法、安静療法を行うことで、心不全の症状の悪化を遅らせる事が可能です。

» 猫の心臓肥大

猫のの症状と原因 心臓肥大(心肥大)は心臓病の中で一番発生率が高い病気です。通常、心臓の筋肉は収縮する事によって全身に血液を送っています。しかし、塩分過多、高タンパク質の過剰摂取と言った、食生活の問題などにより高血圧になってしまうと、心筋に通常より高い負荷がかかるため、この負荷に打ち勝とうと心筋がどんどん厚くなって心臓が肥大してしまうのです。 もともと猫は人間のように汗腺を持っていないため、塩分の必要摂取量は多くないのですが、塩分が多く、高タンパクなフードやおやつを過度に与えると、高血圧になる恐れがあります。猫が喜ぶからと言って、前述したフードやおやつを頻繁に与えたり、人間の食べ物をあげるような事は控えましょう。 症状は咳です。心臓肥大になると、心臓が弱まるため、血液循環が不十分になり、心不全を発症させる可能性もあります。 猫のの治療方法・対策 獣医師の指示のもとに、高血圧・肥満対策に食事療法を行います。また、ストレスを与えないように生活環境の見直しも必要になるでしょう。心臓に負荷がかからないように安静に過ごさせてあげてください。

» 猫の胆管肝炎症候群

猫のの症状と原因 肝臓や胆管に炎症がおこる病気です。メス猫よりもオス猫におおく見られがちな所があり発熱・食欲不振などの急性的症状が現れます。細菌感染によって化膿性の炎症がおこり小腸の病気や、すい臓の病気などからも併発する病気です。 猫のの治療方法・対策 ネコ自体の体力回復に努め、点滴治療をおこないます。細菌が原因の場合は抗生物質などの投与も考えられます。ただし、胆管が閉じているときは緊急な処置が必要になってきます。

» 猫の肝炎と肝硬変

猫のの症状と原因 肝炎にかかると、食欲不振や脱水症状、ひどくなると下痢や嘔吐などを繰り返し、発熱します。肝臓の働きの低下により黄疸が現れ白目や口の粘膜が黄色っぽくなったりすることがあります。ウィルスや細菌への感染によるものが多いようです。薬物や毒物なども注意が必要です。また、殺中剤を食べて弱っているネズミを猫が食べてしまうとさまざまな中毒症を引き起こし肝炎にもなりうるので、殺虫剤そのものだけへの警戒は危険です。 肝炎は、肝臓の細胞(肝細胞)が炎症をおこし、変性し、壊死する病気です。肝炎が悪化すると、肝細胞が繊維のような状態に変わり、肝臓のはたらきが大変悪くなります。「肝硬変」というのはこのような状態をいいます。猫は人間に比べて、肝炎や肝硬変にはなりにくいようですが、ウイルスや細菌に感染したり、薬物や毒物を呑みこんだ寄生虫に感染した、または免疫に異常が生じたなどが原因となって、猫が肝炎になることがあります。 猫のの治療方法・対策 猫の体力を保つように心がけることが大事です。それと併行して原因となっている病気を治療していきます。肝臓は症状が出にくい臓器の一つなので肝炎と診断された時には既に症状が進行しているケースが多いです。そのような事を踏まえて定期的な健康診断が予防と対策方法であろうと思います。 療法は、2~3週間によって輸血を行い、また肝臓のはたらきを回復させるために強肝剤を投与します。その間、猫が体力を失わないように安静を保つことが重要です。肝炎は一度、猫が回復したように見えても完治しておらず、後で再発が少なくありません。よって長期間にわたって投薬して、定期的に検査する必要があります。

» 猫のフィラリア症(犬糸状虫症)

猫のの症状と原因 フィラリアは犬の病気としては認知度が高いのですが、実際には猫にもおこる感染症です。フィラリアに感染した犬や猫の血液に混じってミクロフィラリアが蚊の体内に潜入し、その蚊が他の犬やネコを刺して感染します。犬の場合は、心臓に寄生しますが、猫の場合はフィラリアの成虫が(20―30m)右心室、肺動脈に寄生し、呼吸障害・肝腎疾患・循環器障害などを発症します。雄と雌のフィラリアが寄生した場合たくさんの子虫を産みます。 進行するまでは、無症状の事が多いですが、進行すると、元気がなくなり、乾いた咳をしたり、喉に何かつまったような動作で呼吸が苦しそうだったり、突然吐いてしまう事もあります。また呼吸器意外にも循環霜害から肝臓に負担がかかったり腎臓が悪くなったりと様々な症状をていしてきます。末期では腹水の貯留や血尿などもみられます。 猫のの治療方法・対策 薬を飲ませる内科治療と直接虫を取り出す外科治療のどちらかが選択されます。猫のフィラリア症は、屋内・屋外でも同じように感染がみられています。 家の中にいるから安全という事は決して言えません。フィラリア症が発生している地域では、フィラリア予防薬で予防をしてあげることが猫を守ってあげる安全な対策法です。現在では、猫のフィラリア予防薬も販売されています。獣医師さんに相談し、予防に努めることが大切です。

» 猫の鉤虫症(こうちゅうしょう)

猫のの症状と原因 長さ1~2cmぐらいの白い虫が、小腸に寄生して発病します。子ネコは特に症状が重くなるので注意が必要です。この虫は、犬の小腸の粘膜にかみつき、血を吸って生きているので、犬はひどい貧血、腸炎および、栄養不良となります。とくに子犬に感染するとショック症状を呈することもあります。血便やひどい下痢を起こし、脱水症状になる。 甲虫に感染したネコの便に卵が含まれているので、この孵化した幼虫がネコの口の中に入ったり皮膚から侵入した場合に感染します。猫の口や皮膚からうつったり、親猫から子猫にうつることもあります。 猫のの治療方法・対策 駆虫薬を投与します。また、腸内で出血を起こしている場合は止血剤を与えます。いつも清潔にして再感染を防ぐ。普通は犬が慢性的な不健康状態に回復しますが、腸炎に対する処置や栄養補給などをおこないます。 急性および急性鉤虫症で症状が重くて、貧血が激しい様子でショック状態にあるものでは、輸血をおこなうなどの救急処置を必要とします。

» 猫の条虫症

猫のの症状と原因 ほとんどの場合、症状らしい症状は現われません。ただ、ネコが排便後に肛門の周りにくっついた便の中で白くて小さな片節を見つけることがあります。ウリザネ条虫・ネコ条虫・マンソン裂頭条虫などがおもな条虫です。寄生虫は、楕円形を一列にたくさんつなげたような形をしていて、場合のよりましては長さが約1mにもなります。寄生する場所は腸の中になります。感染してしまいましたら、下痢をしたり、吐いたりすることがあります。 条虫は頭の部分で増殖して体を伸ばしていき、卵をたくさん含んでいる後の方の体をちぎって便の中に卵を排出を行ないます。検便でこの虫卵を見つけることは難しく、普通は便の表面や肛門の周囲に付着しているのを直接確認することで確定診断がされます。この片節はちょうど米粒のような形・大きさをしています。瓜実条虫の感染はノミが媒介しています。ノミの幼虫が瓜実条虫の卵を食べて、その卵はノミに消化されることなくノミが成虫になるまで生きてしまいます。 成長して成虫になると動物の血を吸うようになりますが、血を吸われている動物は毛づくろいなどをしたときにノミを食べてしまいます。そして食べられたノミはそのまま消化されてしまいますが、その中で生きていた瓜実条虫が新しい宿主としてその動物に感染するのです。したがって、瓜実条虫に感染している動物は必ずどこかにノミがいるはずです。逆にノミに感染している犬・猫はこれから感染する危険性があり、あるいは既に感染しているのかもしれません。 猫のの治療方法・対策 虫の一部の確認と糞便検査、駆虫を施します。飼っている猫すべてに対して数ヶ月間、ノミの駆除を続けます。

» 猫の回虫症

猫のの症状と原因 子ネコの場合は元気がなくなり、下痢や便秘になります。大人のネコの場合はほとんど症状が表れません。回虫に感染したネコの便の中の回虫の卵がなんらかの偶然で口に入った事により感染します。また、感染しているネズミや小鳥などを食べてしまうなどがあげられます。 感染した猫回虫の幼虫は、体の中を移動していきます。胃で始まり(卵からかえる)→胃壁に侵入→肝臓→心臓→肺→気管→食道→胃→小腸(成虫)と移動します。ごく一部は心臓から全身に分布・寄生してしまいます。授乳中の母猫では乳汁の中へ猫回虫が移動する。特に猫回虫では幼虫が全身を移動しながら成長していくので、さまざまな症状が現れます。例としては、嘔吐・下痢・貧血、肝炎、肺炎、痙攣、麻痺など。また、回虫の感染により宿主の抵抗性が低下して、その他の病気を併発したり、病状が重くなることもあります。 猫のの治療方法・対策 駆虫薬によって腸内の回虫を除去します。嘔吐や下痢の症状がある場合はそれぞれの治療も行います。虫卵は高温と乾燥に弱く、また新鮮な便の中の虫卵は動物に感染できるようになるまでに約10日間ほど必要なので、猫の便は速やかに処分し、乾燥と清潔を保つように心がけてください。同時に小動物との接触がありそうならば、それらの駆除を行うことでも予防効果があります。

» 猫の肺炎

猫のの症状と原因 肺炎は肺が炎症を起こしてしまった疾患です。一般的な鼻炎などと同様の症状が見られますが、比べて病状は重いです。ウィルス感染による呼吸器の病気が悪化して、肺炎になったり、他の呼吸器の病気同様、刺激性のガス・薬品・異物などを吸い込んで発症する場合があります。 症状は激しい咳や発熱・食欲不振・元気消失・呼吸が荒くなるなどに伴う体力減退などが見られます。口を開けて呼吸していたら要注意です。呼吸困難をも引き起こし死に至ることもある大変恐い病気です。 猫のの治療方法・対策 一刻を争う病気の一つなので早期の治療が必要です。治療法は抗生物質の投与による内科的治療が中心になります。呼吸困難に陥っている場合は酸素吸入、体力が衰えている場合は点滴も必要です。また合併症がないかチェックすることも大切です。

» 猫の横隔膜ヘルニア

猫のの症状と原因 軽い症状だと一生見過ごされたまま終わってしまうこともありますが、大部分が事故などの大ダメージにて引き起こされるため、重い症状になりがちです。もともとヘルニアとは穴の無いところが裂けたりして、そこから各臓器がはみ出してしまう事をいうので、肝臓や胃・腸などが胸腔側に移動してネコの腹部は細くなり、外から触れると何も入っていなく感じます。 横隔膜ヘルニアについては外傷性先天性の2パターンがあります。外傷性なら、しばらくははっきりした症状を示さず、気付かないケースがあります。横隔膜の損傷が大きく重度の場合は、多量の腹腔内臓器が胸腔内に入り込むため受傷直後からチアノーゼやショックなどの重篤な症状が現れてしまいます。横隔膜の損傷のほかにも傷や骨折を伴っていることが多いです。発育障害によって先天的に横隔膜の一部または全域が欠損して発症します。症状がゆっくりと現れてから徐々に悪化することが多いです。先天性の場合、多くが離乳期から呼吸での症状が現れます。 猫のの治療方法・対策 交通事故が原因の場合は緊急の外科的治療(切開手術)が必要です。基本的には、全て手術によって胸腔に「脱出」した臓器を腹腔にもどし、横隔膜の裂けた部位を縫い合わせます。

» 猫の膿胸(胸の中にうみがたまる)

猫のの症状と原因 初期の症状は呼吸が多少荒いなどの軽い症状ぐらいでほとんど無いために、見過ごして症状を悪化させる事があります。原因としましては、胸壁や気管、肺などに穴あき、そこから細菌が胸に入り込み胸腔にうみが溜まります。犬よりも猫の方が発生率が高いです。 猫のの治療方法・対策 気胸同様に内科的治療を行います。また、針を刺して胸腔から膿汁を排出させる治療が必要な場合もあります。

» 猫の気胸

猫のの症状と原因 呼吸が速く浅くなり、呼吸困難な状態に陥ります。また、セキやヨダレ・吐血などの症状が出る場合もあります。気管や肺は交通事故や喧嘩によるケガなどによって破れることがあります。 猫のの治療方法・対策 症状の状態によってはネコを安静にさせ、内科治療を行うだけで治癒してしまう場合もあります。症状が重い場合は針などを使って胸腔にたまった空気を除去しなければいけません。呼吸困難がひどい場合は酸素吸入が必要な場合もあります。

» 猫の気管支炎

猫のの症状と原因 ネコが気管支炎になると空せきをし、発熱があって元気がなくなります。症状が重くなると今度は胸のあたりが痛み出すために触られたりするのを嫌がっていきます。原因としては主にウィルス感染になります。 猫のの治療方法・対策 抗生物質の投与などの内科的治療が中心になります。ネコはなるべく静かで暖かい部屋で安静を保ちノドへの刺激をなくします。症状を悪化させて肺炎などに移行させないよう注意します。

» 猫の先天性の心臓病

猫のの症状と原因 先天性の心臓疾患の種類は多くありますが、発生率そのものは非常に低いものです。軽ければ何の症状も出ず気付かないままなこともあるでしょう。重い失陥を持っている場合、大人まで成長することは難しくなります。猫に多い先天的な心臓病は、動脈狭窄症、房室弁奇形症、房室中隔欠損症、動脈管開存症などが挙げられます。 猫のの治療方法・対策 人間と違って猫は手術に耐えうるだけの体力を持ち合わせておりません。手術による根本的治療ではなく、現在あらわれている症状に合わせて心臓の負担を軽減したり、心臓の働きを補うための血管拡張剤や利尿剤・強心剤などを組み合わせて投与します。また、猫の体力を保たせるように安静を心がけます。

» 猫の心筋症

猫のの症状と原因 いつもと比べて元気が無くなったり、空咳をすることがあったり、進行が進むと運動をしたがらなくなり、動こうとしなくなります。心筋症は心臓がどんな異常を起こしているかによって3つに分けることができます。 心臓の筋肉(心筋)がどんどん厚くなる「肥大型心筋症」、逆にどんどん薄くなって心臓が大きくなってしまう「拡張型心筋症」、心臓がうまく広がる事ができずに働きが低下する「拘束型心筋症」の3パターンです。どの場合でも血液が心臓から、出なくなって全身の臓器が弱まっていきます。 猫のの治療方法・対策 症状によって心臓に使用される薬の種類が変わりますが、基本的にはそれぞれの症状を和らげる薬を与えて治療を行います。飼い主さんは成分表示をキチンと確認してタウリンが添加されているキャットフードを与えるようにしましょう。食生活の改善によってよくなった例はあるようです。 また発症した猫は安静が必要となります。呼吸困難を引き起こしたなら、酸素吸入が必要です。血栓が動脈に詰まっている猫、血栓が心臓に観察されている猫では血液凝固阻止のための薬剤を使って、血栓を除去するように勤めます。足などにできた血栓を外科的に除去する場合もありますが、まずは内科的に全身状態(特に心臓、呼吸器)の改善に努めるのが優先されます。 心筋症は非常に予後が悪いので、治療をきちんと行って、元気を回復していても症状が悪化したり突然亡くなることも多いです。飼い主さんはしっかりと理解し、どのような治療を行うことで、猫が長く楽に過ごせるか、動物病院での指示を受けて治療を続けてください。
猫の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
大型犬
(歳)
1 5 10 20 27 33 39 45 50 55 60 65 70 74 78 82 86 90 93 96 99 102 105

※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。