犬の椎間板ヘルニア
カテゴリ | 骨と関節の病気
犬の椎間板ヘルニアの症状と原因
ビーグル、シーズー、ダックスフントなどビーグル、シーズー、ダックスフントなどの犬種に多いのが「椎間板ヘルニア」。これは、背骨(脊椎)を形成するたくさんの「椎骨」をつなぐ「椎間板」が老化して固くなり、外に突き出たり、椎間板内の「髄核」が外に噴出したりする病気です。
この椎間板ヘルニアになると、背骨の上を走る神経細胞(脊髄)を圧迫して神経マヒをおこさせ、その部位によって、前足や後ろ足がマヒします。神経マヒがひどくならない前に発見して治療すれば治ることが多いのですが、手遅れになり、神経細胞が壊死してしまうと、完治は難しくなります。
犬の椎間板ヘルニアの治療方法・対策
病状によって治療方法が異なってきますが、症状が軽い場合は副腎皮質ホルモンなどの内科的治療によって治療をおこないます。重い症状の場合は外科的手術によって骨の一部を除去する場合がありますが、必ずしも予後が良好とは言えないので詳細な診断が必要です。
犬の椎間板ヘルニアの関連情報
★椎間板ヘルニアのリハビリ方法
マッサージ→(四肢や幹部を擦るようにマッサージ)
屈伸運動→(足をゆっくり屈伸させる)
タオル歩行→(タオルで支えて歩行訓練)
温浴リハビリ→(温浴に浸かりながら徐々に足を動かしてあげる)
指圧→(幹部を刺激する程度)
肉球指圧→(足裏の肉球を優しく揉んであげる)
★注意しておきたい犬種
アメリカンコッカースパニエル
ウェルシュ・コーギー
シーズー
ミニュチュア・ダックスフンド
ビーグル
フレンチブルドック
ペキニーズ など
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犬の病気辞典目次(部位別)
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |