猫の尿毒症
カテゴリ | 腎臓の病気(腎臓病・泌尿器・生殖器)
猫の尿毒症の症状と原因
腎臓機能の働きが低下すると本来、尿によって排出されるべきものが体内に貯まってしまいます。そうなると、食欲低下・嘔吐・下痢・歩く時にふらつくなどの症状が起こり、さらには体温低下や痙攣を起こす事もあります。尿毒症とは腎不全の結果、尿毒素(窒素化合物、クレアチニンなど)が排出されなくなり体内に溜まるために現れる様々な症状をいいます。神経や循環器、消化器、血液など、ほとんどの器官に異常が現れます。
緊急の治療を行わなければいけないので、入院し点滴をして大量の水分を補給させます。そうすれば尿毒症の要因となっている窒素化合物を尿と同時に排出できます。状況により猫も人間同様の血液透析を行う場合もありますが、血液自体が少ないので貧血に陥ることがあります。治療方法はまずは血液中の窒素化合物やクレアチニンの量を測定し進行具合を調べます。その後、腎機能を回復させるための治療を行います。またそれぞれの症状に応じた薬を投与します。
猫の尿毒症の治療方法・対策
腎臓の状態を調べるための血液検査と尿検査を行いそれらと平行して原因となっている病気を治療していきます。また、尿毒症へ移行している場合は点滴を行い窒素化合物を体外に排出させる必要があります。
<関連コラム> - このページを見た方は、次のページも読んでいます -
脳幹活性療法
猫の病気辞典目次(部位別)
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |