ゴールデンレトリーバーの食事の与え方・しつけ方

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート

●写真はまさに脱帽するほどの理想的な愛犬用手作りフードです。乗っているおやつも犬用おやつてんねんの無添加の物を使用しています●

ゴールデンレトリーバーは雑食の為、食事も人間と同じ物で良いと思われてしまいますが、これは大きな間違いです。犬には犬の身体に適した栄養素と量があるのです。とはいえ、ゴールデンレトリバーはそれを伝える術を持ちませんので、飼い主の皆さんが犬の栄養必要量を知り、バランスのとれた正しい食事を与えるよう心がけましょう。

ゴールデンレトリバーは成長していくにあたって、食事の内容、量、回数が変わってきます。どんな食事を与えるかにもよりますが、あくまで目安としての成長過程別の1日当たりの食事の与え方は以下の通りです。

新生児期(3週間~30日) 

離乳食メニューを与えます。
1日の食事量は100~300g程度。
回数は朝、昼、夕、夜の4回です。

幼年期(30~90日)

幼年期から少年期を通じて離乳食から普通食の子犬用へ切り替える。
1日の食事量は300~370g程度。
回数は朝、昼、夕、夜の4回です

青年期(6ヶ月~1年6ヶ月)

青年期から成犬期を通じて子犬用から成犬用へ食事を切り替える。
1日の食事量は400~450g
回数は、朝、夕の2回です。

成犬(1年6ヶ月~7年)

青年期から成犬期を通じて子犬用から成犬用へ食事を切り替える。
1日の食事量は350~420g
回数は、朝、(夕)の1、2回です。

老犬(7年~) 

成犬用から老犬用へ食事を切り替える。塩分は控えめにしましょう。
1日の食事量は350~420g
回数は、朝、(夕)の1、2回です。


家に迎えたてのゴールデンレトリバーの子犬に対しての食事は、しばらく(少なくても数日間)は、それまで食べていたものを、同じ量、同じ回数、同じ時間に与えて行きます。急に食事の環境を変えてしまうと、体調を崩す恐れがある為です。最初の内は、ペットショップやブリーダーに何を与えていたのかを聞いてそれを与えてあげると良いでしょう。

もし食事の内容を変えたいと思ったときは、いきなり変えたりはせず、従来のものを少し減らして、新しいものを少し加える、と言ったように少量ずつ入れ替えて行きます。これを一週間くらいかけて入れ替える量を増やしていき、最終的には完全に新しいものに切り替えます。

食事のしつけが出来ていないと、ちゃんと食事を与えていてもゴミあさりをしたり、野外で動物(自分のも含む)の糞を食べてしまったりします。腸の病気や伝染病にかからせないようにする為に、ゴールデンレトリバーの子犬が家に来たその日から食事をする場所、時間、食器を覚え込ませる為、食事は毎日同じ場所、時間、食器で与えます。また食事前は「スワレ」、「マテ」、「ヨシ」の訓練が効率良く行なえます。主従関係を徹底させる為にも毎日行ないましょう。遊び食いを始めてしまったら、例え食べ終わっていなくても食事を片付けます。毎回10分くらいで食べ終わらせるようにしましょう。

食生活についてですが、これは栄養バランスのいい手作りのものが一番です。これは市販のドッグフードだと、たとえ総合・完全栄養食のものでも体で栄養を吸収する酵素自体が熱処理によってなくなってしまっているからです。出来るだけ多数の作物からとった酵素をとり入れてあげましょう。

またゴールデンレトリバーは何でも食べますが、ゴールデンレトリバーには食べさせてはいけない物があります。ネギ類(タマネギ、長いネギ)を始めとして、魚介類(タコ、イカ、海老、貝)、刺激物(唐辛子、胡椒、カレー)、固い骨(鳥や魚の骨) 、菓子類、加工品(ハム、ソーセージ、ベーコン)その他にはシイタケや竹の子、ピーナッツ等があり、飲ませてはいけないものとしては、「水や犬用ミルク以外の物」です。体質的にもしつけ的にも、人間が食べてるものを与えてはいけません。たとえ犬からねだられたとしてもです。一度与えると貰い癖がつき、飼い主の食事中に無理やりにでも奪っていくようになります。

ゴールデンレトリーバー
特集目次
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犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。