犬の低血糖症

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犬の低血糖症の症状と原因

症状原因

低血糖を起こした犬は、虚弱化し不安症状を示します。血液中の糖が下がりすぎると、体細胞はおもなエネルギー源を失います。低血糖はさまざまな原因によって起こりますが、もっとも多い原因のひとつとして、糖尿病の治療中の犬へのインスリンの過剰投与があります。インスリン分泌性腫瘍もその他の原因として考えられます。

老犬に、低血糖症が発生することが多く見られます。近頃なんとなく元気がなかった・歩行時に腰がふらつく時には、老化現象と単純に飼い主さんが判断しないで、低血糖症について疑ってみる必要もあります。

食後に吸収された栄養素のために血糖値が上昇しますが、その時には「インシュリン」というホルモンが膵臓から分泌されて血糖値を下げたり、細胞内部に糖を取り入れて細胞がエネルギーとして利用できるようにするなどの重要な働きを担っています。

食事を取らずに激しい運動をする・エネルギーの消費が激しいという場合も、今度は逆に血糖値を上昇させるメカニズムが働きますので、インシュリンが同じく血糖値を一定に安定させようと働きます。この体内のシステムにより一定のレベルを保つようにできている血糖値が、なんらかの異変によって低くなったのが低血糖です。

犬の低血糖症の治療方法・対策

治療方法

子犬の低血糖症はブドウ糖を与える事によって治療します。また成犬であれば食餌をすると一般的に症状がおさまります。すい臓の腫瘍で低血糖になったときは腫瘍の治療をおこないます。

基本的に薬を用いた内科治療をします。薬品としては血糖値を上昇させる作用のある副腎皮質ホルモン製剤であるプレドニゾロンを使用します。この薬を使用する事によって血糖値を上昇させる作用と病気による血糖値の低下とを拮抗させて、可能な限り生活に負担なくて血糖値を維持するようになります。

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犬の病気辞典目次(病名別)

犬の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。