犬の水頭症

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犬の水頭症の症状と原因

症状原因

頭蓋骨の内部には脳質と呼ばれる空間があり、脳脊髄と呼ばれるクリアな水のような液体が満たされています。様々な要因で脳脊髄液が増えて溜まると脳室が大きくなって圧迫され、多くの神経症状が起きます。

水頭症には (1)脳室内に脳脊髄液が異常に貯留し、その結果脳室の拡張を生じ、脳組織が圧迫されて種々の障害を生じる内水頭症と、(2)くも膜下腔に脳脊髄液が貯留して同様な障害を生じる外水頭症の2種類があります。

チワワ・ヨークシャテリア・トイプードル・などの小型犬、あるいはボストンテリア、ペキニーズなどの短頭種に多発する傾向があります。

先天性水頭症の主な症状は、嗜眠・活動性の低下・発作・痴呆・行動異常などの意識障害・不全麻痺・斜視・眼球振とう・筋硬直などの運動障害・視力障害・姿勢反応異常などの知覚障害などです。出生直後あるいはしばらくして、泉門の拡大や骨縫合線の離開を伴った頭蓋の拡張は早期に指摘できますが、神経症状は一般的に最初から伴わず、後になって発現するため、すぐにはわかりません。

後天性水頭症では症状は進行性の場合が多いと考えらますが、特徴的な原因はありません。

犬の水頭症の治療方法・対策

治療方法

診断は特徴的な症状、レントゲン検査、CTスキャンで行われます。脳炎があるかどうかは脳脊髄液の検査で調べ、症状のないものは治療は必要ありません。症状のあるものでは、薬物療法で脳脊髄液を少なくしたり、手術によって脳脊髄液を他に流す処置を行うこともできます。

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犬の病気辞典目次(病名別)

犬の年齢表
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小型犬
(歳)
1 5 9 15 24 28 32 36 40 44 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96
大型犬
(歳)
1 2 6 12 19 26 33 40 47 54 61 68 75 82 89 96 103 110 117 124 131 138 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。