猫の尿が出にくい・尿に異常に関する情報

» 猫のフィラリア症(犬糸状虫症)

猫のの症状と原因 フィラリアは犬の病気としては認知度が高いのですが、実際には猫にもおこる感染症です。フィラリアに感染した犬や猫の血液に混じってミクロフィラリアが蚊の体内に潜入し、その蚊が他の犬やネコを刺して感染します。犬の場合は、心臓に寄生しますが、猫の場合はフィラリアの成虫が(20―30m)右心室、肺動脈に寄生し、呼吸障害・肝腎疾患・循環器障害などを発症します。雄と雌のフィラリアが寄生した場合たくさんの子虫を産みます。 進行するまでは、無症状の事が多いですが、進行すると、元気がなくなり、乾いた咳をしたり、喉に何かつまったような動作で呼吸が苦しそうだったり、突然吐いてしまう事もあります。また呼吸器意外にも循環霜害から肝臓に負担がかかったり腎臓が悪くなったりと様々な症状をていしてきます。末期では腹水の貯留や血尿などもみられます。 猫のの治療方法・対策 薬を飲ませる内科治療と直接虫を取り出す外科治療のどちらかが選択されます。猫のフィラリア症は、屋内・屋外でも同じように感染がみられています。 家の中にいるから安全という事は決して言えません。フィラリア症が発生している地域では、フィラリア予防薬で予防をしてあげることが猫を守ってあげる安全な対策法です。現在では、猫のフィラリア予防薬も販売されています。獣医師さんに相談し、予防に努めることが大切です。

» 猫のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

猫のの症状と原因 副腎の働きが異常に活発になり、副腎皮質ホルモンの過剰分泌が起こる病気です。皮膚病などでステロイドを毎日のように長期間飲んでいると発症しやすくなります。水を大量に飲み、尿を頻繁に出す・食べ物を異常に多く食る・更には毛包は休止期となり抜け毛が増える・皮膚が薄く弱くなる・皮膚の感染症をかえって起こしやすくなるなど様々な症状が出てきます。また腹部の膨満により、おなか周りの筋肉が落ちてしまうので外見上は太鼓腹に見えてしまいます。 猫のの治療方法・対策 薬の過剰反応によってこの病気が誘発されている場合は副腎皮質ホルモン薬の量を減らすか、与える間隔を空けるかして調節をします。副腎腫瘍などが原因の場合は副腎の摘出手術が行なわれることもあります。

» 猫の腎炎(糸球体腎炎)

猫のの症状と原因 腎臓の糸球体が炎症を起こしてしまう症状です。鼻炎や咽頭炎など上気道感染後に発病します。風邪に似た症状がしばらく続いて、血尿や体のむくみがおこり高血圧になってしまいます。猫の腎炎では免疫が自分自身の腎臓を攻撃するため起こります。この種の腎炎は比較的容易に起こり、また症状の酷くありませんが、糸球体腎炎になると、症状が軽くても腎臓自体には病変が残ってしまいます。 腎炎は症状がほとんど表れないで発症することが多いため原因を調べるのが困難です。腎不全を起こすとネフローゼと呼ばれる状態になることがあり、ネフローゼになると体がむくみ、腹水が溜まったりします。症状としてはほとんど無いのがこの病気の特徴でもあります。 猫のの治療方法・対策 腎臓の炎症を抑えるために副腎皮質ホルモンを投与することもあります。そのほか、ネフローゼの場合は利尿剤を与えます。腎不全になってしまった場合はその治療を行います。

» 猫の甲状腺機能亢進症

猫のの症状と原因 老ネコの10頭に1頭はこの病気になっていると言われています。通常食欲亢進よりもむしろ食欲不振が多くあり、これらの猫では頻繁に不整脈とうっ血性心不全を含む心異常があります。重度の筋衰弱を反映する頸部の腹方屈曲も、これらの猫の一部に観察されています。原因は左右の甲状腺のどちらか、または両方に腫瘍ができている事が考えられます。 猫のの治療方法・対策 外科的な甲状腺切除術、放射線ヨウ素あるいは抗甲状腺薬の長期投与などの治療法がありますが、手術を行う方法が治療効果を考慮した場合、一般的に多いです。

» 猫の糖尿病

猫のの症状と原因 猫は元来肉食動物であり、血糖のコントロールがあまりうまくないようで、肥満・ストレス・感染症など多くの要因で高血糖を示しやすいです。雄に多く発生し、肥満や老猫に発生率が高くなります。血液中に糖が高いため尿中に糖分を捨て、同時に水を捨てるため多尿となります。そして、体から水分が出て行くため水を飲みます。糖尿病の猫ちゃんにはたくさん飲むからといって、飲む水を制限しないでください。制限すると脱水状態が進み急激に状態が悪くなります。 感染症になりやすく、膀胱炎・外耳道炎などの病気で動物病院で来院することも多いケースがあります。とくに膀胱炎は多い併発症です。猫の白目の部分や唇の粘膜が黄色っぽくなる黄疸症状がみられることがあります。猫が吐いたり、脱水を起こしている場合は「ケトアシドーシス」といった重度の状態になっている事があります。 猫のの治療方法・対策 ケトアシードスといった場合ではなければ、食事のカロリー制限とインスリンの投与を行います。但し、ケアドシードスを起こしているときには入院して緊急治療を行い、早急な対応が必要です。猫の糖尿病の予防方法で大切なのは、肥満にしない事が大切です。飼い主さんが猫をよく触り、肋骨・下腹部・腹部・腰部の脂肪が過ぎないように日々チェックしてあげてください。肥満していると腹部のラインが下垂しますし、上から見ると腹部は膨らみ腰部には出っ張りが観察できます。 運動不足にならないように、いつでも運動でる環境を作ってあげ手下さい。しかし肥満猫の運動療法は、四肢や関節に負担をかけて関節炎・腱炎を起こすケースもあります。それ以外にも循環器・呼吸器に負担がかかるため必ずしも望ましいものではありません。無理な運動は避けてあげてください。

» 猫の巨大結腸症

猫のの症状と原因 巨大結腸症とは、腸の壁にある神経が機能しないために腸が正常に働かず、ぎゅっとしぼんだままになり、その口側の腸が張ってしまう病気です。老齢の猫や衰弱した状態、換毛期の長毛種に見られます。食事や環境の変化によるストレス、誤飲した異物や神経障害も要因となってきます。何度も排便をしようとしますが便は出ない状態が続き、重い便秘の症状が現れます。先天的な障害が多いと考えられています。巨大結腸症は、長期にわたり便秘の状態が継続してしまい、結腸の弾力性が失われて異常に太くなった状態をいいます。 事故による骨盤狭窄や上皮小体機能亢進症による骨盤発育不全による通過障害からも起こります。 。 排便姿勢をとっても粘膜・軟便が少しだけ出るだけだったり、下痢と間違えるケースもあります。尿の出ない尿閉との選別が必要となってきます。力んだ時に、嘔吐する時もあります。猫を横に寝かせ腹部を触ると糞塊が触れる事ができます。また、母親のいない子猫では、便が出づらい状態になることがあります。 犬のの治療方法・対策 外便の太さが骨盤の広さを超え量も多い場合、多量のかん腸液を肛門から結腸内に入れて便を柔らかくした後、おなかの皮膚の上から大きな便の塊を、指を使って少しずつ崩し同時に肛門から指を入れて少しずつ便をかき出します。 母親のいない子猫の便秘は、肛門を刺激してあげれば排便することがあります。予防には何よりも食事管理が大切です。特に食物繊維の多い食事は、便のボリュームを増し、大腸の働きを活発にしてくれます。毛球から起こる便秘には、専用の薬剤が市販されております。子猫にグリセリン系の浣腸は、脱水症状になって危険ですので注意を要します。
猫の年齢表
(年) 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
大型犬
(歳)
1 5 10 20 27 33 39 45 50 55 60 65 70 74 78 82 86 90 93 96 99 102 105

※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。