犬の病気・猫の病気大辞典

2009年10月アーカイブ

猫の爪きり

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


別の章でも紹介しましたが、猫を飼っていて、飼い主さんが頭を悩ませるものの1つに猫の爪とぎがあります。猫の爪とぎは本能ですので止める事はできません。猫にとって爪を研ぐ事は、ハンティングやマーキングの準備であり、自分を守るためには必須のものなのです。

猫の爪とぎについては、そちらのページをご覧頂くとして、ここでは猫の爪きりについてご紹介します。

猫は普段爪を引っ込めているのでその爪を出すためにそっと爪先(肉球)を押し出しで爪を出します。気をつけて欲しいのは、爪を透かすと見えるのですが、猫の爪の中には神経と血管が通っています。俗に言う"生爪"部分です。そこは傷つけないように気をつけて下さいね。


慣れるまでは先っぽをちょっと切る位で大丈夫です。先の白くなった爪は古い爪ですので、その部分を切ると思っていればOKです。2週間に1回程度は爪の伸び具合をチェックしてみて下さいね。


猫の爪きりにはいくつかタイプがあります。クリッパータイプややすり型、ギロチンタイプ、電動式のもあります。猫ちゃんによって、使いやすいものと、大人しく爪切りさせてくれるものと随分違いがありますので、これも色々試してみる必要があるでしょう。

猫のケア
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫の歯みがき

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


歯周病は人間だけのものではありません。3歳以上の猫の約80%は歯周病を持っているといわれています。しかも猫にとって、歯周病はかかりやすく治りにくい厄介な病気の一つです。その為には、歯周病になる前に日頃からしっかりとケアをしておくことが重要です。

猫の歯みがきはできれば週2~3回は行いたいものです。初めて歯みがきを行なう時は、猫も飼い主さんもリラックスした状態で、決してあせったり無理をしないこと。1度でも猫が「歯みがきを嫌い」と思ってしまうと、その後が大変です。

歯みがきの方法にはいくつかあります。ペット用の歯ブラシや歯磨き粉もありますが、咥えるのが難しい場合は、ガーゼを使って磨くという方法もあります。また、ガーゼではなく、歯みがき専用の手袋もありますので、猫ちゃんの好みに合わせて使ってあげて下さい。

歯磨きをする場合水やぬるま湯で十分です。慣れるまでは、缶詰の汁やミルクなどを染み込ませて擦るだけでも、十分な歯磨きになります。歯ブラシの場合でも、ほんのちょっとでも擦ることができれば御の字としましょう。

猫の歯石は大体2~3歳からつきはじめます。歯みがきの習慣のある子でも、歯垢や歯石を完全に予防する事は難しいものです。自宅でとることは歯肉などを傷つける原因になりますので、1年に1度は獣医さんに診てもらい、必要があれば、とってもらいましょう。ちなみにウェットフードを食べている子は歯石のつき易い傾向があります。

猫のケア
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫のシャンプー

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


体を清潔にしておく事はノミの防止など健康を守る事になります。動物は、それぞれ方法や手段は各々違うものの、自分で自分の身体の清潔さを保つ能力を持っています。鳥は砂を浴びることで羽根の間の虫や汚れを落とし、くちばしで羽を整えます。猿は仲間同士で毛づくろいをしますね。このように、それぞれの生活環境にあった各々の方法で身体の清潔を保っているのです。

猫は、自分で体を舐めて毛づくろいをします。食事の後は、口の周りをしっかり舐めてキレイにし、髭は舐めた足で擦って整えています。排泄の後もお尻の周りを舐めてキレイに保っています。猫の下はザラザラしていますよね?これは、体を清潔に保つためにとっても重要な形状だったのです。

基本的に短毛種は自分での毛づくろいだけで十分です。しかし、長毛種はこれだけでは不十分です。その為、長毛種には定期的なシャンプーが必要になってくるのです。シャンプーは想像以上に体力を消耗するので、病気や妊娠中は避けます。病気や妊娠中にどうしても汚れが気になる場合は、水を使わずにシャンプーのできるドライシャンプーや、濡れたタオルで優しくふき取ってあげます。

ちなみに猫は濡れる事を嫌います。長毛種は子猫の時からシャンプーに慣らしておきましょう。シャンプーのし過ぎや、すすぎの不十分さは皮膚や毛のトラブルを招きます。すすぎはしっかり丁寧に行ないます。シャンプーが終わったら、しっかりドライヤーもかけ、最後にはブラッシングをします。短毛種は毛づくろいの後に、気持ちよくなり寝てしまう事がありますが、これはマッサージ効果やスキンシップ効果があるからと言われています。

猫のケア
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫のトイレ

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫のしつけでまず重要なのがトイレのしつけですが、これは最初が決め手になります。上手くいけば、最初の1回でトイレを覚えてしまう子もいます。まず、猫がトイレに行きたそうな仕草をし始めたら、すぐにトイレに連れて行ってあげます。慌てて走って連れて行ったりではなく、あくまでも自然な流れで・・・がポイントです。そこでオシッコをしたら、次も同じように連れて行ってさせます。大体2~3回繰り返すことで、以後は自分からトイレに行くようになってきます。

猫はキレイ好きな動物です。トイレは常に清潔な状態にしておきましょう。トイレが汚いと、もうそのトイレで用を足さず、失敗の原因になります。トイレを置く場所はリビングなどの人の出入りが多い場所ではなく、人目に付かないような静かで落ち着いた場所を選びます。今はトイレも色々な種類があり、ドーム型などになっていて周りから見えないものもありますので、こういったものを利用すると猫は、より落ち着いて用を足せます。スタンダードな平たい箱型の者の場合、視界を遮るものがないので、猫は落ち着かないかも知れません。その場合は、観葉植物の陰など、何かの後ろに置くなどの工夫をしましょう。

一度決めたトイレの場所は変えないようにしましょう。せっかく慣れたのに場所が変わってしまうと猫は混乱します。もし、トイレの場所を変える必要がある場合は、猫に違和感を与えない程度に少しづつ徐々にずらして変えて行きます。ちなみに、トイレしつけを始める時期は固形の食べ物を食べるようになる生後3~4週間位からになります。

トイレを失敗したからと言って絶対に叱ってはいけません。猫には『失敗』したから怒られた。という認識はありません。『排泄したから怒られた』と思ってしまうのです。そうすれば、怒られないように今度は隠れていろいろな場所でするようになってしまいます。失敗してしまった場合は、すぐに掃除をして、消臭スプレーなどでしっかり臭いを消しましょう。臭いが消えたかどうか心配な場合は、上に何かを置いてそこでは出来ないようにしてしまうのも手です。

飼っている猫が1匹ならば掃除は基本的に1日1回で十分です。ただし神経質な猫の場合や、多頭飼いの場合は、2つ以上のトイレを用意しておくことが、理想的です。

猫のケア
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫好みの香り

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫それぞれの好みはあるものの、一般的に猫にとって不快な香りと好みの香りがあります。猫は聴覚も優れていますが、嗅覚も人間の数倍とかなり敏感に臭いを感じる動物です。なぜなら猫にとって、匂いは貴重な情報源だからです。猫は鼻からだけでなく、口の中にある器官でも匂いを感じる事ができます。飼い主がなんともないから・・・好みだから・・・という理由でプンプン匂わせていると、猫のストレスや、不信にもなります。注意して下さいね。



有名なところだとマタタビですね。マタタビは匂いもさることながら、その実まで食べてしまうほどです。人間で言うところの『酔った』ような状態になるのですが、しつけやストレス発散などに使えますし、体に害はありませんので適度に与えたい植物です。

さらに、マタタビと同様な効果をもたらすキャットニップ・キャットミントという植物があります。ハーブの一種ですが、これも猫が喜ぶ香りを放っています。また、理由は定かではありませんが、チーズや焼き魚・イカ・鰹節などの匂いも好きな猫が多いようです。食べ物の好み=においの好みというところでしょうか。



猫が苦手とする臭いに香水・タバコがあげられます。日常的に身近にあるご家庭もあるのではないでしょうか?タバコはご存知のように百害あって一利なしといわれる程、体に悪影響ですので猫の近くで吸わないというのは鉄則ですが、香水や化粧品の臭いも猫にはストレスになるようです。化粧品の臭いは人間ではあまり感じないかも知れませんが、嗅覚の優れた猫には強烈に感じます。猫は臭いの記憶はかなり深く残りますので、嫌われるとなかなかなついてもらえません。注意したいところです。

それから、メジャーですがミカンなどの柑橘系の香りも猫は嫌います。ハーブなどに猫の好むものは結構あるのですが、湿布の香りを嫌う猫は意外と多いようです。ただし、一般的に湿布の香りは猫は苦手。とされていますが、意外と歯磨き粉などのミント系の臭いを喜んで嗅いでいる猫もいるようです。人間と生活を共にしているうちに、猫にもある程度匂いに対する慣れが生じてくる事は間違いないようです。

猫の好き・嫌い
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫のおでかけ

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


完全室内猫ちゃんや、お仕事で留守番をさせる事が多い猫ちゃんの飼い主さんは「淋しい思いをしているのでは?」と感じたり、外に出してあげなくていいのかな?と悩む方もいらっしゃいますね。また、旅行に行くときに連れて行ってあげることが猫にとって良いのかどうかも気になる所です。



猫は元々行動範囲の狭い動物です。『外は危険だから』『仕事をしていて室内だけに閉じ込めている』などと悩む事はありません。実は猫は"ご飯"と"安全な寝場所"があれば、歩き回ろうとしない動物なのです。室内飼いの場合、トイレや食事や寝場所などはきちんと確保され、猫にとってはむしろ快適な暮らしに感じているものです。もちろん、元々放し飼いからスタートしている猫は、外の世界の楽しさを自分なりみ見つけ、室内だけでは物足りなくなってしまっている場合もあります。そういった猫は、急に閉じ込める事はできません。引越しや入院などのチャンス以外に、室内猫にする機会はそうそうありませんので、その場合は放し飼いで飼い続ける必要があります。

猫は基本的に毎日同じリズムの繰り返しでも飽きる事はありません。毎日好きな時間に寝起きし、食事を食べて、遊んで欲しい時には飼い主さんがしっかりスキンシップを取ってくれる。キャットタワーや猫のおもちゃもあるので、それで十分です。



旅行に連れて行きたい!と思うこともあるでしょうが、猫は旅行に行くよりも、留守番している方を好みます。ペットホテルなどではなく、自宅で自分だけで好きに留守番をしていたいのです。危ないものはしまうなり、撤去しておくのは当然のことですが、食事とトイレの準備をしておけば2日程度であれば、猫だけの留守番に問題はありません。1~2日であっても、猫にとってテリトリーの外に行くのは大きなストレスになるのです。

ただし3日以上の留守となると、さすがにどこかに預けるしかありません。ペットホテルを利用するという手段もありますが、旅先が近く移動にあまり時間がかからないのであれば、一緒に連れていくのもやむをえないでしょう。

お留守番をさせていてちっとも淋しくないのか?といったら、それは猫にも感情があるので、そんな事はありません。例えば、家に帰るときに玄関の前で待っていた・・・というような時は、淋しさから一刻も早くかまって欲しい!というアピールかも知れません。そんな時は沢山撫でたり甘えさせてあげましょう。

猫の好き・嫌い
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫の撫で方

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫が側にいたら無条件で可愛がりたくなりますし、撫でてあげたくなるものです。でも、その撫で方で本当に猫は喜んでいるのでしょうか?実はとってもストレスになっているかも知れません。せっかく可愛がってあげるなら、猫が心から喜ぶような撫で方をマスターして下さい。



猫は基本的には撫でて欲しい時だけ撫でて!と思っています。むやみやたらに撫でられたり、一日中ひっきりなしに触られているのは、気持ちが良い悪い以前に苦手な動物なので、まずはそこは第一段階として押えておきましょう。

撫でて欲しい時のポーズがあります。仰向けになっている時や、床に体を押し付けて安心しきって寛いでいる時などは『撫でて欲しいなぁ』と思っているものです。それから足で飼い主さんの体をぎゅうぎゅうと押している時。これはお母さんのオッパイを飲んでいる時の仕草で、その名残で落ち着いている時に、柔らかいものを触ると行なう傾向があります。そんな時には優しく撫でてあげましょう。

撫でて喜ぶポイント(部位)は、喉・額・首・耳・背中です。特に耳や首の後ろは自分でなかなか舐めたりできない場所なので、撫でてあげるととっても喜びますよ。



では逆に嫌いな撫で方やポイントはどうでしょう?まず、そもそも猫は自分より高い場所にいる動物に対しては、自分よりも優位なもの、と萎縮しがちです。ですから、上から急に撫でようとすると、攻撃されたと思い、びっくりして逃げたり、反撃してくる場合があります。

よくありがちなのは『かわいいねぇ』などと大声を出しながら撫でること。猫は人間よりもはるかに耳がよいのです。大きな声にびっくりし、警戒してしまいます。とは言え、声をかけながら撫でる事は大事なコミュニケーションです。声をかけるときは、優しく小さめに・・・を心がけましょう。

前出ですが猫は撫でて欲しくない時が結構あります。撫でていても、体がこわばっていたり、逃げようとする時は無理にしつこく抱っこしたりするのは厳禁です。それから、人間の赤ちゃんを抱き上げるのと同じように、わきの下に手を入れて抱っこするのはいけません。猫にとっては苦しく辛い体勢なのです。背中や腰の部分を持って抱っこしてあげましょう

猫の好き・嫌い
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫が集会しているのはなぜ?

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


近所に住む猫たちがまるで集会をしているように、同じ場所に集まったりするのを見かける事はありませんか?一体何をしているんだろう?と気になりますね。

猫は縄張り意識の強い動物ですので、基本的には寝る場所や食事をする場所はよそ者を入れない自分だけのテリトリーとしています。でも、よその猫と共有するテリトリーも存在します。放し飼いをしている猫の場合、自宅から半径500m程度は、共有テリトリーとして、自分の縄張りに入れています。

自由に外に出られる猫は定期的に縄張りを見回りマーキングをして自分の縄張りだ!というアピールをしています。複数の猫が集まったりしているのは、その範囲内に縄張りを持つ他の猫と争いをせずに、折り合いをつけて縄張りを教習できるように、顔合わせ・コミュニケーションをとっているのではないかと考えられています。

夜には"夜の集会"と呼ばれる猫の集まりが見られる事があります。夜になると複数の猫が車座になって特に騒ぐわけでもなく、遊ぶわけでもなく集まって、ある程度時間が経つと、それぞれの家に戻っていくのです。本当の理由はわかってはいませんが、複数の説があります。

1つにはお見合い目的ではないか?ともいわれていますが、どうもそれだけが理由ではなさそうです。夜の集会は近所の猫たちの縄張りの中間地点で行われるところをみると、やはり猫独自のコミュニケーションなのではないかと考えられますね。普段は単独行動を好む猫たちだけに、猫の不思議な行動で大変興味深いところです。

猫の不思議
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫はこんなに寝てばかりなの?

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


我が家の猫はいつも寝ているなという風に思っている飼い主さんは結構いらっしゃいます。"我が家の猫"だけでなく、どの猫もみんな半日以上は寝て過ごすのです。長い猫だと20時間近くも寝る子もいます。ネコの語源が「寝子」であるという説があるほどですので、いかに寝て過ごすのが当たり前の動物かが伺えますね。

猫は肉食動物であり狩猟動物ですので1度の食事で1日分のエネルギーを蓄える能力があります。さらに狩猟するのが本来の姿なので、無駄に動いて体力を消耗せず、じっと動かず寝ている事で、いざという時の為にエネルギーを温存しているとも考えられています。

猫は安心して居心地の良い寝床(ベッド)を求めますので、猫が過ごしやすい環境のベッドを用意して上げたいですね。飼い主の側で、人目につかず、気温や湿度が過ごしやすいという場所を好みます。少々注文が多いように感じますが、安眠は猫の健康にも大きく影響してきますので、そこの部分は目をつむってあげましょう。

ちなみに寝ている時に体がピクピクと動いていることがあります。これは人間同様、深い眠りと浅い眠りを繰り返している時に起こる自然現象ですので、心配要りません。時に寝ぼけて寝起きに唸って走り回るような猫もいます。また、猫は眠くなってくると人間の赤ちゃん同様、手や耳が温かくなってきます。睡眠時には体温を下げるという生理現象なのです。猫を抱いた時に手が温かいなと感じたら、眠くなっていると考え、ゆっくり寝かせてあげて下さいね。

猫の不思議
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


虫や動物を持ち帰るのはなぜ?

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫が小鳥や小動物を咥えて帰るという事はありませんか?室内飼いの猫にはあまり見られませんが、外との行き来が自由な猫は、外で見つけてきた鳥やネズミ、虫などを持って帰ってくることがあります。野生の本能の狩りには違いないのですが、飼い猫は栄養が十分なので食べる事はあまりありません。ですが、小動物などの動きを見ると黙っていられないのが猫の本能です。ですから、食べる食べないに関らず、捕まえてしまいます。

この食べなかった獲物を家にもって帰ってくるのはなぜでしょうか?しかも、大体の場合、完全に息のない状態ではなく、瀕死の状態で持ち帰ります。実は、単なる遊び道具として持って帰ってきているのではなく、飼い主への愛情表現なのです。

親猫は子猫に餌を分け与えたり自らが採った弱った獲物を子猫に託す事で狩りの方法を学ばせるといいます。ですから、猫が獲物を持って帰ってきている時は、飼い主へ深い愛情を持っていると考えて間違いないでしょう。この行動はメスに多く、特に避妊手術をすると更に増えるようです。

飼い主さんにしてみればちょっと困りものかも知れませんが、猫にとっては最上級の愛情表現です。決して怒ったり、嫌な顔をしたりせず、沢山誉めて、お礼を言ってあげて下さいね。猫との絆は更に確かなものになっていくでしょう。

猫の不思議
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


トイレの前後に暴れるのはなぜ?

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫が突然家中を走り回るという光景は良くあります。これにはそれぞれの意味や理由があるのですが、ここでは、トイレに行く前後のひと暴れについてご説明します。

実は猫はトイレに行くのに相当なエネルギーを使っているといいます。基本的に野生の猫はトイレはいつもいる安全地帯から離れた場所で済ませます。つまり、安全な場所から離れてトイレに行く途中で敵や危険にさらされないとも限りません。

猫は本能的に身の危険を感じつつ、トイレに行くため、かなり強い「意識」をしているようです。その意識が行動として現れたのが、トイレ前後の急な暴走なのですね。私たち人間にはない野生の本能のなせる業というところでしょうか。

ちなみに猫は犬よりも念入りに後始末をするのですが、それは、犬は自分の存在をアピールしたい為、あまり臭いを気にしませんが、猫は自分の存在を悟られないように、念入りに臭いをチェックし、砂をかけて始末するといいます。最近のトイレ砂は、消臭効果に優れているため、終わったあとの猫が嗅いでもあまり気にならないようで、以前ほど念入りにしない猫が増えているようです。

猫の不思議
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫はなぜ高い場所が好きなの?

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫は高い場所が好きですよね?キャットタワーを置いてあげているお宅もあるかと思いますが、タンスなどの上で、ゆったりとくつろいでいる様子を良く見かけませんか?なぜ猫は高い場所が好きなのでしょう?

これは野生時代の本能の名残の行動です。猫は獲物を捕るときに木の上で待ち伏せをしていたり、木にいる獲物を狙うことが多かったようです。そして、逆に自分の身に危険が及んだときには木に登って危険を回避します。また、高い場所は、視界が開けていて周りの状況を良く判断できる場所でもありますね。

猫にとって高い場所は安心で安全な場所のひとつとなっていて、精神的にも落ち着く場所なのです。冷蔵庫などの電化製品の上にいるのは、温かいというのも理由のひとつになっているかも知れませんね。

猫の不思議
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫はなぜ狭い所が好き?

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫は気が付くと狭い場所に入っていたりする姿がよく見られます。わざわざ狭いところに窮屈そうな格好でいるのが不思議に思う事はありませんか?『猫は狭いところが好き』という一般的な知識は広くありますが、それは一体なぜなのでしょう?

1つには野生時代の本能が大きく影響しているといわれています。猫が人に飼われず野生で生活していた時代に、獲物を他のものにとられないために狭く暗い所に運んで食べていたものが今でも習性として残っているようです。

さらに怪我や病気の時なども一人でじっと体力を温存し回復をさせるという意味もあります。全ては野生時代の名残なのですね。

興味深いのは、狭い所で寝ている時には顔は必ず外に向けているという事です。これは、敵が来た時にすぐに察知し逃げることができるようにという猫の防衛術の1つです。つまり安全確保しているということです。

猫にとって狭い所にいることが安心し、1番居心地のよい場所なのです。狭い中でさらに体を動かし、自分にとって1番良い体勢をとって気持ちよい顔をしてゆっくりと休んでいます。こんな時は、可愛さのあまり手を出したりせず、気がすむまでいさせてあげたいですね。

猫の不思議
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫は肉食、食事を丸呑みする

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


忘れられがちですが猫は肉食動物です。対して私たちは雑食動物ですね。つい私達と同じ感覚で食事を与えてしまいがちですが、元来の生態が違う事は覚えておいて損はありません。肉食動物は獲物を引きちぎりそのままゴクンと飲み込んでいます。咀嚼するという行為がないのです。歯も噛み砕くような構造にはなっていません。

丸飲みして大丈夫?と心配になるかもしれませんが、そこが私たち雑食動物と違う部分です。猫たち肉食動物の消化液はかなり強力ですので、健康であればちゃんと消化してくれます。わざわざドロドロにしたりふやかす必要はありません。

肉食動物なのだから肉だけあげていればいいというわけではありません。野生の肉食動物であれば、草食動物などを餌にして、その内臓まで全部食べる事で、ビタミンや繊維質も一緒に取れてしまうバランスの良い食事をしています。

では、どんな食事が1番いいのかというと、やっぱり猫専用に作られたキャットフードという事になります。同じペットでも犬とは必要とする栄養素が違いますので、くれぐれもドッグフードの方がよさそうなどと言ってキャットフード以外のものを食べさせ続けることのないようにして下さいね。思わぬ病気を引き起こします。

ただし、気をつけて欲しいのがキャットフードだけでは不十分だという事です。どんなに猫に必須なビタミンAやタウリン入っていても、それをきちんと体へ吸収し、届けてくれるのは酵素なのです。この酵素は加熱した食品には入っていませんので酵素だけは、キャットフード以外のもので補ってあげて下さいね。

猫の基本情報
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫の爪とぎは止められない

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫の爪とぎは単なる"癖"ではなく、ちゃんと意味があります。獲物を捕まえる為、マーキングの為など、本能が爪とぎをさせるので、叱っても、爪を切っても止めさせる事はできません。

今では、家具や人や他の動物を守るために爪を抜く手術というものもあるようですが、これは猫の本能の妨げになり、ストレスを増幅させ、思わぬ病気や異常行動を引き起こしかねませんのでオススメできません。

家具や人を守る為には爪とぎのしつけを十分にしてあげる事で、猫にストレスをかけずに爪とぎをさせてあげることができます。まずは爪とぎ用のグッズを買ってあげること、ただし、爪とぎには様々な種類があり、猫の好みもありますので、色々と試してみることになるかもしれません。まず、1番始めに考慮することとして、敢えて家の家具にはない材質を選ぶことです。そうする事で、爪とぎはそこだけでしかしない、という事を覚えさせ、他の場所ではさせないようにします。

爪とぎ器は使えば当然傷みます。猫は使い心地を重視しますので、傷んできたらすぐに取り替えてあげましょう。意外とダンボールなどを好む猫も多いようですが、バラバラと部屋を汚すので飼い主さんは大変かも知れませんね。

して欲しくない場所での爪とぎはしつけや爪とぎ器だけで解決できない長期戦になることが多いもの。出来るだけ家具には傷つけさせないような工夫をします。つるつるとした表面のものでは爪とぎはしませので、壁紙を貼る、シートを貼るなども予防にはなります。

爪とぎは古い爪を剥がして新しい爪にするという意味合いもあります。十分にやらせてあげましょう。関連する"爪きり"については、室内猫は爪切りをした方がよいでしょうが、外にも出る猫はあまりオススメできません。木登りなどができなくなるからです。爪きりは飼育法に応じて行ないましょう。

猫の基本情報
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


野良猫と飼い猫の違い

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


野良猫と飼い猫はやはり1番に"警戒心"の違いがあげられます。人に慣れていない野良猫は警戒心が強く、よほどじゃない限り、自分から寄ってきたり、大人しく体を委ねるという事はないでしょう。

対して飼い猫は、人に対し警戒心は少なく、特に飼い主に対しては、自分の親や仲間という強い信頼を持っています。野良猫でも、人に慣れている様子が見られる子は、もしかしたら、以前飼い猫であったかも知れません。

誤解してはいけないのが飼い猫やペットショップ育ちとは言え、どんな環境でもどんな人にでもストレスを感じないというわけではありません。どんな猫ちゃんでも、初めての場所や人に会えば少なからず警戒したり、不安などのストレスを感じているものです。

では野良猫を飼う事はできないのか?というと決してそんな事はありません。病気などの健康面を病院でしっかりチェックしたら、今度は根気よく信頼関係を築いていきましょう。ただし、野良猫は飼い猫よりも平均的に寿命が短いという現実があります。

なぜ野良猫は寿命が短いのでしょうか?それは、人に縛られない自由な環境の中でのびのび育っているように見えて、実は病気や事故や怪我、不衛生な食事などの危険がいっぱいの中で生きているからです。野良猫は、そのような環境の中で暮らしているため、実は大きなストレスにさらされています。その為、飼い猫の平均寿命が10年余に比べ、野良猫の平均寿命は2~3年という短いものになっているといわれています。

猫の基本情報
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫はオスとメス共に個性的

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫にも人と同じように生まれもっての性格・個性があります。子猫の時にはあまり性格はわかりませんが、成長と共にハッキリしてきます。飼い主さんはその性格をしっかり熟知して、その猫にあった育て方や飼い方をしてあげる必要があります。

猫の性格はオス・メスでも随分と違います。一般的にオス猫は感情をストレートに表し、メス猫は控えめといわれています。例えば、お腹がすいた時に、オス猫は「お腹がすいたよー」と大きく鳴いて催促したり、擦り寄ってきたりなどの行動が多いのに比べ、メス猫は、お皿の前でご飯が来るのをじっと待っていたり、鳴いても控えめだったりします。

行動範囲にも違いが見られます。やんちゃで、興味深々で外に出たがるオス猫に対し、メス猫は運動量も少なめ、行動範囲も狭くなります。去勢をしていれば、外に出たがるという事もほとんどありません。

オス猫やんちゃで、興味深々で外に出たがるオス猫に対し、メス猫は運動量も少なめ、行動範囲も狭くなります。去勢をしていれば、外に出たがるという事もほとんどありません。オス猫を去勢していない場合、発情期にはメス猫を探してかなりの遠出してしまうこともあるので、注意が必要です。

猫の基本情報
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫は怖がりな動物

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


猫は怖がりな動物です。大きな音や突然触られたり、キャリーに入れようとするだけでも、驚き、恐怖を感じます。もちろん、慣れなどもあるので猫それぞれの性格や環境で多少の違いはあるものの、猫自体が元々怖がりなものと認識してあげましょう。

猫が怖がったらどうなるか?まずは、身を守る為に真っ先に逃げようとします。近くに人や他の動物などがいたら、攻撃することもあります。興奮すると、慣れた飼い主や家族であっても遠慮なく引っかきます。そんな時は叱ったりせずに、猫の興奮が冷めるまで安心させてあげましょう。

猫が怯えやすい場面は、見ず知らずの人に会った時、キャリーなど狭い場所に入れようとした時、大きな音が聞こえた時、不意に体に触られた時、体に水などがかかった時などです。また、怯えているのとはちょっと違いますが、可愛がって体を撫でてあげていたり、遊んであげている時に、実は猫はそんな気分じゃなかった・・・という事もあります。こんな時は、興奮して攻撃する程ではないにしても、ひっかいたり、逃げ回ったりしますので、撫でる=喜ぶという事だけではない事を知っておきたいですね。

猫の基本情報
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載


猫は夜行性

犬の病気・猫の病気 管理人の雑学レポート


意外と知られていないのが猫は夜行性の動物であるという事です。と言っても、夜にしか活動しない夜行性というわけではありません。昼間よりも夜の方が活動的になるという事です。基本的に猫は1日中寝たり起きたりを繰り返しますが、やはり昼間は寝ている事が多く、夜は起きている事が多くなります。

猫は本来狩をする動物です。子猫の遊びには"狩の練習"という意味もあり、大きくなった猫の遊びには"本能"を満たす役割もあります。この狩の本能が活発になるのが夜間なので、夜になると外へ遊びに行ってしばらく帰ってこなくなる猫ちゃんもいるかも知れませんね。

一方室内飼いの猫は、しばらく部屋の中を走り回ったり、おもちゃで遊んだ後は、家族と一緒にぐっすり寝る子が多いようです。猫も、自分の置かれている環境の中で、本来の生態とは多少変化し暮らしています。 飼い猫は狩りをするひつ用がないので、その分睡眠時間は長くなる傾向があります。

猫の基本情報
特集目次
ペットと飼い主の暮らしを楽しく快適にするための役立つ便利な情報満載