心筋症

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●現在、犬は十数年生きるとされてますが、数年しか生きられないケースの多くはこの心筋症が原因です●

症状と原因

心筋症とは、肥大型、拡張型、拘束型、不整脈原性右心室心筋症、分類不能型と言った、様々な種類を持つ心筋疾患の総称です。心筋が弱くなり、それに伴って心臓の働きも低下し、十分な血液を送る事が出来なくなるケースと、心臓の壁が分厚い事によって、内腔が狭くなるケースが主流です。遺伝性によるものだという推測がされていますが、原因は未だ判明していません。

心臓の奇形等、先天性疾患により発症するケースが多く、数年で亡くなる犬の死因の大半を占めている突然死の主原因です。主な症状は、元気がない、食欲がなくなると言ったものが見られ、更に進行すると肺水や腹水が溜まったり、四肢に浮腫が出来たりします。また慢性心不全を起こしたり、突然死に繋がる事もあります。

治療の方法

早期発見、早期治療が重要な病気です。主に血管拡張剤や利尿剤等の薬物療法に並行して、塩分や脂肪分を減らした食事療法。運動を制限したり、ストレスを与えないようにする安静療法も行います。これらの治療により、状態が良くなる事があっても、突然悪化してしまう可能性も十分にあるので、決して油断してはいけません。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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