先天性の奇形

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●遺伝的要因を考慮し、心臓病の犬は交配させないようにしましょう●

症状と原因

生まれた時点で既に心臓の構造に問題がある先天性の心臓病です。先天性の奇形が起こす症状は、その奇形の種類や状態によって違いますが、代表的なものを挙げると、体重が増えない、チアノーゼにより口唇などが紫色になる、咳、呼吸障害、肺水腫、腹水、体の成長がしない等です。

手術を行って、正常な心臓の仕組みに近づけたとしても、その手術自体が心臓を傷つける行為である為、正常な犬の心臓とまったく同じになる事はありません。手術後も心臓がずっと正常に働き続けていてくれれば問題はありませんが、心臓が突然異常をきたす可能性が十分考えられる為、飼い主は常に愛犬の心臓の状態や生活環境に気を配り、優しくケアをしてあげなければなりません。また、少しでも様子がおかしかったら早期に動物病院で診察を受けさせましょう。

原因には、母体の中にいる段階で、胎児の心臓になんらかの変異が起こったと言う説と、親からの遺伝説があります。心奇形には多種多様な奇形ケースがあり、それぞれが様々な障害を引き起こす事になります。

治療の方法

心臓の構造に先天性の異常が見つかった場合、可能であれば外科的手術を行いますが、困難なケースが多く、慎重な選択が必要となってきます。他に、安静療法や食事療法といった家庭で行う治療法もあります。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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