心臓病の原因
犬の心臓病の先天性の疾患の原因は、心奇形にあります。心奇形は遺伝性によるものと、胎児の頃、母親の子宮の中で何らかの原因によって、心臓の発育に問題が生じたものが考えられます。後天性の心臓病の主な原因は老化です。高齢になり、心臓の機能が低下し、異常を起こすことで、様々な心臓病を引き起こします。小型犬から大型犬まで犬種を問わず心臓の病気にかかります。例え健康な犬であっても加齢による機能の低下は避けられません。
他に、偏った食生活や運動不足による肥満や、蚊を媒介として体内に入り込んだ寄生虫が原因となって発病するケースもあります。また、現在原因が解明されてない心臓病も多く存在します。
心臓病の予防
先天性のものや、加齢によるもの等、気をつける事が難しい要素が原因となる事が多い心臓病。しかし、中には飼い主の心掛けで未然に防いだり、発病する可能性を低くする事ができるものもあります。後天性の心臓病は、正しい食生活や、十分な運動を行う等、正しい生活習慣を送らせるように気をつけ、肥満にならないようにする事で、発病の可能性を抑えられます。
5歳を過ぎたら心臓病の症状が出なくても、年に1~2回のペースで定期健診を受けましょう。フィラリア症はあらかじめワクチンを摂取する事で予防が出来ます。その為、予防法は他の病気に比べて非常に簡単なものになりますが、それ故に、「今回1回くらいは与えなくても大丈夫だろう」、「少し与えるのが遅れても平気だろう」という飼い主の油断がから、現在も発症する犬が後を絶ちません。