フィラリア症

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●飼い主が警戒していればまず防げる心臓病です。与え忘れたりしないようしてください●

症状と原因

犬フィラリアの原因は蚊です。犬から犬へと感染する事はありません。感染した犬の血液を吸った蚊に刺されることで感染します。夏場の時期に何も予防しないと約40%の確率で感染する可能性があります。

ほとんどは無症状のうちに病気が進行し、じわりじわりと知らないうちに愛犬の体をむしばみ、寿命を縮めてしまいます。症状は、散歩に行きたがらない、運動後に失神してしまう、食欲不振、体重減少、咳のような症状です。重症時には貧血、腹部が肥大する腹水・おしっこが赤い(血色素尿)等の症状が出てきます。

犬の心臓病のなかで古くから最も恐れられている病気。心臓(とくに右心室や肺動脈)あるいは心臓の近くの大静脈の中に約20センチの細い線虫が多い例では100匹以上も寄生し、これが血液の流れを阻害し、心臓の働きを著しく弱める。物が詰まったような咳をしたり、呼吸が荒くなって運動を嫌がったり、あるいは血尿をして食欲がなくなったりする。

重症ではお腹や胸の中に水が溜まってきたり、血を吐いて死亡する事もあります。しかし幸いな事に、現在では予防法が確立され、それが広く行われるようになってきたので、犬糸状虫症は減少する方向に向かっている。それでも大都市周辺や地方ではこの病気は無くなっていません。

治療の方法

犬をフィラリアから守る最善策では、心臓へ虫を寄生させないように防ぐ事です。皮下や筋肉で発育中の幼虫を予防剤を飲ませて殺し予防方法です。現在では、毎月1回飲ませるだけで、簡単にフィラリアを予防できる薬があります。

成虫が心臓にいる場合の治療は、心臓や肺の侵されかたで治療も異なりますが、様々な薬物療法を行い、時には血管から長い鉗子を入れて成虫を引きずり出す事や手術を行う事もあります。始めに動物病院で血液検査を受けて診察してください。血液検査をする理由はフィラリアの予防薬を安全に飲めるかどうかの判断基準です。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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