犬の出産後

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●うまく初乳が飲めない子がいたら誘導して手伝ってあげましょう●

母犬の体温が平常値の38.5度前後から37度台に下がり、赤ちゃんが無事出産した母犬は、産んだ赤ちゃんの羊膜を舌で破り、へその緒を噛み切って羊膜や胎盤を食べます。そして赤ちゃんを舐め回し、呼吸を促します。

ただし、このような一連の処置を自分では行なわない母犬もいます。そのような場合には以下のような飼い主の介助が必要となります。

  • 赤ちゃんを包む羊膜を破り、子犬を取り出す。
  • 背中をさすって羊水を吐き出させる。
  • ガーゼで鼻の周りや口内の汚れをふき取り、呼吸が出来るようにする。
  • へその緒を赤ちゃんの体から2、3cmのところを木綿糸で結ぶ。
  • 赤ちゃんから見て、結び目より向こうの位置でハサミを使い、へその緒を切る。
  • 赤ちゃんが呼吸している事を確認したら、38度前後のお湯にを入れた洗面器に赤ちゃんを入れ、汚れを落とす。
  • タオルで水分を拭き取り、全身をマッサージした後、母犬の母乳を吸わせる。

出産がすべて終わったら、赤ちゃんたちの生まれた時間や体重などのデータをちゃんと記録しておきましょう。母犬もおしりの周りを温かいタオルで拭いてあげましょう。清潔な環境を整えたらゆっくりと休ませてあげてください。

出産後はしばらく授乳が続きますので、その間母犬には水分をたっぷり与えます。また食事は栄養価が高いもの(高たんぱく質など)を与えるようにします。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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