犬の出産

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●出産間近になったら産箱を静かな場所に移動させます●

母犬の体温が平常値の38.5度前後から37度台に下がり、呼吸が荒くなり、ぐるぐる回るような行動を取り始めたら出産間近の合図です。母犬は軽い陣痛を数回終えた後、強い陣痛を起こし、それと共に第一子を産み落とします。その後は30~60分間隔で第二子、第三子と出産していきます。

万が一赤ちゃんが途中で引っかかって出てこれない場合はガーゼでそっとくるむようにつかんで回す感じで引っ張り出してあげます。事前の検査で赤ちゃんが何匹いるかにもよりますが、出産が完全に終わるまでにはまず数時間はかかります。産室の温度は低くても20度に保ち、冬に出産する場合には産箱にペットヒーターを入れるなどの対策を行いましょう。

また、第一子は通常陣痛開始から2時間以内に生まれる為、もしも2時間経っても生まれなかったり、軽い陣痛の後に強い陣痛が起こらなかったり、複数の赤ちゃんを身ごもっているのに第2子以降が前の出産から3、4時間経っても産む気配がない時など何か異常があった場合には、直ちにかかりつけの獣医師に連絡をとり、指示に従いましょう。

ちなみに妊娠の兆候が見られるものの、交配後65日を過ぎても出産が行われない場合は早急に動物病院での診察を受けましょう。犬の出産でも帝王切開などの処置が必要になるケースもあるのです。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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