透析療法

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●犬への透析療法は現在あまり行われていません。行える場合は主に腹膜透析になるでしょう●

腎臓病が重度のものであれば、人工透析を用いて、腎臓の働きを助ける治療を行います。犬に行う人工透析には以下の2種類があります。

  • 血液透析(HD)
    血液ポンプを使い、体内の血液を外へ引き出し、糸球体と近い働きを持つダイアライザーという円筒状の透析器に通し、血液中の老廃物等を取り除き、体内に戻す治療を行います。通院は週に2~3日、一回の透析治療時間は4時間以上かかります。(ちゃんとした介護の手助けがあれば、過程でも行う事が可能)
  • 腹膜療法(PD)
    手術により、腹膜カテーテルを腹内に取り付けます。(2~3週間の入院が必要)その後、透析液を腹内に取り入れると同時に老廃物を取り除きます。 透析液の入ったバックと排液用のバッグを用意して、1日4~5回介助者の手により行います。この腹膜療法には自分で行うCAPDと、専用の機械が自動的に行ってくれるAPDがあります。自分達の条件に合った方を選びましょう。

これら透析治療は腎臓を治す為に行われるわけではなく、腎臓の負担を軽くする為に行います。その為、この治療法だけではなく、食事や薬剤等の他の治療法にも気を配らなければなりません。行い方や費用面等、よく獣医師と話し合って決めると良いでしょう。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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