腎臓病の検査法

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●定期検査は若いうちから、遅くても中年期に入ったら必ず行いましょう ●

腎臓の状態や病種やその進行度合い等を知る為に様々な検査が行われます。ここではその中の代表的な検査法をご紹介致します。

  • <身体検査>
    視診、触診、聴診により、腎臓病の症状である、口内の状態や、外見の異常、患部の状態、脱水の具合、心臓の働き等に異常がないかを診察します。
  • <検便・尿検査>
    検便・尿検査により、尿の量、尿の回数、尿の色、尿の臭い、その他、寄生虫や細菌のチェックや、タンパク尿の判定、尿糖の測定を行います。
  • <レントゲン検査>
    犬に対して行う場合でも麻酔や鎮静剤などを使わず行える手軽な検査法です。腎臓、尿管、膀胱のレントゲン写真をとる事で、大きさや位置、尿管結石の有無を調べる事ができます。
  • <超音波検査>
    レントゲン検査と同じく、大きさや位置、結石の有無を知ることが出来ます。超音波による検査ですが、放射線の心配がなく、妊娠中にも行えるのが長所です。
  • <血液検査>
    採血による、白血球や赤血球の値等を測る通常行うCBC検査はもちろん、血糖値や、尿素窒素、クレアチニン値等を測るの生化学検査を行います。この血液検査により、腎臓病の病種や、その進行具合、腎臓の状態等を把握する事ができます。特に腎臓病に関して重要なのが尿素窒素とクレアチニン値です。

尿素窒素は別名BUN値とも呼ばれています。BUN値というのは主に腎臓から排泄される尿素が血液中にどの程度含まれるかを表す数値です。この値の増加は腎臓の機能低下を表します。クレアチニン値は腎臓の働きが低下しているときに血液中や尿に蓄積される老廃物の割合を表す数値です。この値により、腎臓の正常・異常の判断を行ったり、腎臓の機能低下を調べます。

また、上記の検査法以外にも、必要に応じてバイオプシー検査を行うケースもあります。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20

(歳)
9 20 33 45 55 70 82 93 99 105

※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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