犬の皮膚病

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犬の皮膚病は非常に多く、なかなか完治しない、とてもやっかいな病気です。犬の皮膚病の、 実に半分以上は「痒み」の症状をともないます。その強い痒みの為に犬は患部を引っかいたり舐めたり噛んだりします。そうすることによって皮膚にかき傷ができたり、脱毛になったり、また、これに細菌の二次的感染が加わると皮膚の状態はさらに悪化してしまいます。

問題は身体的なものだけではなく、皮膚病が進行していくと、犬の精神も不安定になり、落ち着きがなくなったり、人に噛み付いたりします。状態を悪化させないためにも、飼い主の方は犬が送る「サイン」を発見し直ちに対応してあげなければなりません。市販の薬などを使って治療してあげることも可能ですが、誤った処置を行なうと、かえって取り返しのつかないことになってしまう恐れもあります。

例えば「寄生性皮膚病」の代表的な「毛包虫症(もうほうちゅうしょう)」等は別の皮膚病と見誤ってステロイド(副腎皮質ホルモン)系の薬を使ってしまうと皮膚病が進行し、その後、本来の原因に気づいて、毛包虫症に効く殺虫剤をいくら使っても治らなくなってしまったりしますし、混合感染や慢性化して、薬に対して抵抗力を持つ病気などや、血液検査をしないと診断のつかないものもありますので、お近くの動物病院できちんと診察していただくことを強くお勧め致します。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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