末期癌の対応法

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●判断を下す飼い主の苦痛は計れません。愛犬にとって一番良い方法を選びましょう●

愛犬が末期ガンにかかり、治療できる見込みがない場合、身体的苦痛を取り除いて、安らかな最期を迎えさせてあげる為の対応を取ります。犬は死を理解できない為、人間と違って精神的な不安を取り除く必要はありません。体の痛みを軽減させる事に努めましょう。痛みを和らげる主な対処としては放射線治療と鎮痛剤の投与があります。

ガンの痛みは神経が腫瘍による 圧迫を受けて起こります。中でも骨肉腫のような骨に転移するガンの痛みは他のガンと比べて大きな苦痛を伴います。

飼い主さんの選択

治療が不可能な末期ガンになってしまった場合、飼い主の皆さんは次の選択肢の内、いずれかを選ぶ事になります。

  • 心の整理をつけた時点で愛犬を安楽死させてあげる
  • 身体的苦痛を取り除く副作用のない薬のみを使用し、薬の効果がなくなったら安楽死させてあげる。
  • 治る見込みがなくても時間と費用をかけて、最後まで抗ガン治療を行う。

そして、痛みに苦しむ愛犬を介護する飼い主の精神的苦痛も計り知れません。飼い主は愛犬の苦痛を可能な限り取り除き、気持ちの整理をつけ、家族が納得できる方法を選び、愛犬との残された時間を幸せに過ごせるようにしましょう。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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