我が家の猫はいつも寝ているなという風に思っている飼い主さんは結構いらっしゃいます。"我が家の猫"だけでなく、どの猫もみんな半日以上は寝て過ごすのです。長い猫だと20時間近くも寝る子もいます。ネコの語源が「寝子」であるという説があるほどですので、いかに寝て過ごすのが当たり前の動物かが伺えますね。
猫は肉食動物であり狩猟動物ですので1度の食事で1日分のエネルギーを蓄える能力があります。さらに狩猟するのが本来の姿なので、無駄に動いて体力を消耗せず、じっと動かず寝ている事で、いざという時の為にエネルギーを温存しているとも考えられています。
猫は安心して居心地の良い寝床(ベッド)を求めますので、猫が過ごしやすい環境のベッドを用意して上げたいですね。飼い主の側で、人目につかず、気温や湿度が過ごしやすいという場所を好みます。少々注文が多いように感じますが、安眠は猫の健康にも大きく影響してきますので、そこの部分は目をつむってあげましょう。
ちなみに寝ている時に体がピクピクと動いていることがあります。これは人間同様、深い眠りと浅い眠りを繰り返している時に起こる自然現象ですので、心配要りません。時に寝ぼけて寝起きに唸って走り回るような猫もいます。また、猫は眠くなってくると人間の赤ちゃん同様、手や耳が温かくなってきます。睡眠時には体温を下げるという生理現象なのです。猫を抱いた時に手が温かいなと感じたら、眠くなっていると考え、ゆっくり寝かせてあげて下さいね。