虫や動物を持ち帰るのはなぜ?


猫が小鳥や小動物を咥えて帰るという事はありませんか?室内飼いの猫にはあまり見られませんが、外との行き来が自由な猫は、外で見つけてきた鳥やネズミ、虫などを持って帰ってくることがあります。野生の本能の狩りには違いないのですが、飼い猫は栄養が十分なので食べる事はあまりありません。ですが、小動物などの動きを見ると黙っていられないのが猫の本能です。ですから、食べる食べないに関らず、捕まえてしまいます。

この食べなかった獲物を家にもって帰ってくるのはなぜでしょうか?しかも、大体の場合、完全に息のない状態ではなく、瀕死の状態で持ち帰ります。実は、単なる遊び道具として持って帰ってきているのではなく、飼い主への愛情表現なのです。

親猫は子猫に餌を分け与えたり自らが採った弱った獲物を子猫に託す事で狩りの方法を学ばせるといいます。ですから、猫が獲物を持って帰ってきている時は、飼い主へ深い愛情を持っていると考えて間違いないでしょう。この行動はメスに多く、特に避妊手術をすると更に増えるようです。

飼い主さんにしてみればちょっと困りものかも知れませんが、猫にとっては最上級の愛情表現です。決して怒ったり、嫌な顔をしたりせず、沢山誉めて、お礼を言ってあげて下さいね。猫との絆は更に確かなものになっていくでしょう。


生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20

(歳)
9 20 33 45 55 70 82 93 99 105

※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

 

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