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犬の便秘
犬の病気 症状別一覧 |
» 犬の骨盤骨折
犬のの症状と原因 犬の骨折のなかでも多くを占め、交通事故など外部からの力によるものが圧倒的に多いです。通常は、複数の骨が骨折しています。後肢をひきずる、歩行ができないなどの運動障害がみられ、あわせて排尿、排便の障害も多く見られます。椎間板の疾患ときちんと診断して区別する必要があります。 犬のの治療方法・対策 骨盤は骨格が箱のような構造になっているので骨折を起こした場合には通常、多発性に骨折します。治療は当然、解剖学的に本来の位置関係に整復することが最も望ましいと考えられます。しかし、運良く?骨折を起こした骨盤の形態が排便や後肢の運動に問題を起こす可能性がない場合には保存的な治療(何もしない)が選択される場合もあります。
» 犬の前立腺肥大
犬のの症状と原因 犬の前立腺は、オス犬の膀胱の前方で尿道を囲むように存在し、精子の運動能力を活発にし精液を分泌したり生殖機能に深くかかわる組織です。この前立腺が徐々に肥大してくるのが前立腺肥大です。 前立腺肥大が進行して、組織内にすき間ができ、そこに体液や血液がたまると前立腺嚢胞となります。前立腺嚢胞からさらに状態が悪化し、感染症を起こして化膿し、膿がたまる前立腺膿瘍を引き起こすこともあります。前立腺肥大は、早ければだいたい3歳すぎで発症する犬もいるが、一般に発症のピークは約7~9歳ごろが多いです。 前立腺が腫脹すると、直腸を押し上げて圧迫します。その結果、犬は細い便を排泄します。前立腺の肥大は尿道を狭窄し、排尿困難や尿リン滴の原因になるといわれていますが、一般的には尿路系機能に影響しません。これらの症状は、前立腺に悪性腫疫があって、前立腺が肥大する場合にも発現します。 また精巣から分泌される雄性ホルモンと雌性ホルモンの量が、アンバランスになってしまう事により前立腺の良性の肥大が起こります。前立腺の肥大にはこうした良性の過形成の他、腫瘍性によるもの、細菌性によるものとがあります。根本的な理由はまだ分かってはいないのが現状です。 犬のの治療方法・対策 肥大が軽く、無症状または症状が軽いうちは、内服薬やホルモン剤を体内に埋め込む方法もあります。肥大が進んでいる場合は、前立腺の除去手術をすることもあります。若いうちに去勢手術をしておけば、前立腺の肥大は起こりません。 前立腺肥大などの前立腺疾患は精巣ホルモンとの関連性が高く、去勢していないオス犬が約6~7歳以降の年齢になると発症しやすいため、5歳前後までに去勢手術を受けていれば、病気予防に役立ちます。もっとも、去勢したからといって、必ず前立腺肥大などを予防できるわけではなく、また、去勢しなかったからといって、必ず発症するわけでもありません。 去勢手術を行って性ホルモンによる刺激を絶ってから、適切な内科療法(ホルモン剤の投与など)で治療を続けます。ホルモンや年齢との関与が深い病気なので早期の去勢手術による予防が期待できます。 手術で前立腺の摘出が必要なこともありますが、去勢手術により治癒する場合がほとんどです。去勢をしてない老齢を重ねた犬の生活には日頃から排便・排尿時の観察をしてあげることが大事です。何よりも犬の身体に対する負担が少ない事で安心な対処方法と言えます。また去勢手術をしただけで、前立腺肥大を始め前立腺炎・前立腺膿瘍・睾丸の腫瘍・陰嚢などの病気の心配も少なくなります。。
» 犬の甲状腺機能低下症
犬のの症状と原因 代謝を活発にしたり、心臓・内臓・皮膚など体のあらゆる部分の活動を調整するのが、甲状腺ホルモンです。この甲状腺ホルモンの分泌量が何らかの原因で低下してしまった状態を「甲状腺機能低下症」と呼びます。この病気は猫には殆ど見られず、犬の多く見られる病気です。 甲状腺機能低下症は、甲状腺の腫瘍、萎縮、破壊などが原因と考えられています。犬のホルモンの病気では最もよく見られるもので、特にゴールデン・レトリバー、ブルドッグなどに多くみられます。発症すると、元気がなくなり、体重が増える傾向があります。基礎代謝量が低下するため、皮膚が乾いて脱毛し、寒さに弱くなり、心臓のはたらきも悪くなってしまいます。 甲状腺機能低下症は、甲状腺の腫瘍、萎縮、破壊などが原因と考えられています。犬のホルモンの病気では最もよく見られるもので、特にゴールデン・レトリバー、ブルドッグなどに多くみられます。発症すると、元気がなくなり、食欲はおちるのに体重が増える傾向があります。基礎代謝量が低下するため、皮膚が乾いて脱毛し、寒さに弱くなり、心臓のはたらきも悪くなってしまいます。この病気は、発症しても食欲の低下が見られない場合が多いため、飼い主さんは、食欲があるから少々元気がなくても大丈夫と見逃してしまいがちです。そのため放置されて病気が進行し、命を落としてしまう場合もあります。 犬のの治療方法・対策 真の甲状腺機能低下症で甲状腺ホルモンが低いのか、他の病気によりホルモンが低値を示しているのか鑑別が必要ですが、診断は甲状腺ホルモンの測定だけでは難しいため、追加の検査も行ないます。 甲状腺機能が正常であっても、老齢、飢餓、手術や麻酔処置後、糖尿病、クッシング症候群、アジソン病、腎疾患、肝疾患、ジステンパー、各種皮膚炎、全身性感染症、脊椎板疾患、免疫介在性溶血性貧血、心不全、リンパ腫などで甲状腺ホルモンが低下することがあります。他の病気が原因である時に甲状腺ホルモンの補給を行っても、病気の治療とはなりません。 追加検査で甲状腺機能低下症がほぼ間違いのないことがわかったならば甲状腺ホルモン製剤を投与して、治療への反応をみます。改善がみられているならば、次に用量の調節を行って、ホルモン補給療法を続けていきます。
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |