- HOME
- 犬の下痢・便に異常
犬の下痢・便に異常
犬の病気 症状別一覧 |
» 犬のトキソプラズマ症
犬のの症状と原因 トキソプラズマ症の感染源となる虫卵(オーシスト)は、トキソプラズマに感染したネコが、一定期間、フンと一緒に排泄されます。人間を含むその他の動物にも感染する可能性があるので家庭内で十分な注意が必要です。犬の感染の可能性としては、豚などの生肉を食べた、猫の便を食べたなどが考えられます。通常は感染しても症状はでませんが、犬の免疫が異常に低下した場合、トキソプラズマの活性化が起こり病気となってしまいます。下痢などの消化器症状、筋肉の脱力、呼吸困難などが代表的な症状です。病院では感染しているかどうかの抗体検査が可能です。 犬のの治療方法・対策 コクシジウム症と同様に、潜在性の原虫感染症の影響で起こる細菌感染を抑えるために、抗生物質を使用することがあります。
» 犬の犬伝染性肝炎
犬のの症状と原因 この病気は、 犬アデノウイルスI型=CAV-I(以降このように記します)の感染によっておこる伝染病です。発症してしまった場合重篤な急性肝炎をおこし死に至ることもある恐ろしい病気です。そして感染した犬の尿中には数カ月間にもわたりウイルスが排泄され続けるので大変感染力に富んでいます。 初期には鼻汁、 発咳、流涙とともに元気食欲の喪失、さらに41度にも達する高熱が見られます。症状が進むと黄疸、腹痛、下痢、嘔吐、そして扁桃腺の肥大などがあらわれますが抵抗力の弱い仔犬ではこの時点で急死することもあります。成犬などで回復期に移行したものには、しばしば片目に角膜炎がおこり目が白く濁って見えるようになる(ブルーアイ)を呈することがありますが、自然回復することも多いようです。 犬のの治療方法・対策 ウィルスを殺す有効な治療法はないため、対症療法・補助療法が一般的治療になります。7種混合ワクチンの中に組み込まれているアデノウィルス 2型ワクチンで予防可能です。とくに犬伝染性肝炎に対する免疫は効果的に働くので、このように他のウィルスを使っても良好な免疫ができる。
» 犬のジステンバー
犬のの症状と原因 ジステンバーは排泄物中に出るジステンバーウイルス(感染犬の分泌物)が 空気により伝播し感染する非常に死亡率の高い伝染病です 。 特に冬期時、寒く乾燥した環境で伝染が強まります。(-10℃で半年以上、4℃で7~8週、室温で7~8日、感染力を維持) 高い熱・下痢・嘔吐・目やに・鼻水・クシャミが出て、元気・食欲がなくなり、呼吸器や消化器系の障害を起こします。病気の進行が進み末期になると、痙攣など神経系にも症状が現れます。ワクチンで予防できる病気ですので、幼犬時のワクチンと老犬になってからの、追加ワクチンを欠かさずに受ける事が大切です。 犬のジステンバーは死亡率の高い病気の一つといえます。接触感染ではなく、空気感染という容易な感染経路であることから、多頭飼いの方は全ての犬にワクチン接種をして下さい。 犬のの治療方法・対策 早期であれば、免疫血清の大量投与が有効であることもありますが、二次感染を防ぐために、サルファ剤・抗生物質・副腎皮質ホルモン剤・ビタミン剤なども併用します。症状に対しては整腸剤や抗てんかん剤・脳代謝賦活剤などの対症療法を行ないます。治療中は、体温低下を防ぎ、安静にさせてあげることが体力の温存につながり大切になります。
» 犬の細菌性腸炎
犬のの症状と原因 腸炎の症状は病原菌の種類によって違ってきますが、共通した症状として下痢があげられます。原因は、細菌感染やカビ、大腸菌などです。ばい菌(細菌)によって起こったものを「細菌性腸炎」といいます。細菌性腸炎は、ウイルス性腸炎に比べて、便に血が混じったり(血便)、粘液や膿が混じって汚い色になりやすく、熱が出ることも多いです。一年を通してみられますが、特に夏場の時期が多いです。細菌性腸炎は、その原因となる菌に汚染されてしまった食べ物を食べ飲んだり、あるいは身近にいる動物から感染して起こります。 「ブドウ球菌」では黄色ブドウ球菌から産生された毒素(エンテロトキシン)を含む食品を食べた時に、嘔吐・下痢が生じます。毒素が体に入ることによって発症するため、症状の出方は急で食後から数時間で発病してしまい発熱はみられません。この毒素は熱に強いために食前の加熱では防ぐ事はできません。 「サルモネラ菌」では菌をもった犬や猫または小鳥などの糞便に触れた手で感染します。「カンピロバクター菌」は家畜やペット類の腸管に寄生しており、これらに汚染された、加熱不十分な肉(鶏肉等)を食べた時に犬が感染してしまいます。 犬のの治療方法・対策 原因を突き止めてもっとも有効な抗生物質を選択し投与します。また、脱水症状を起こしている場合は輸液によって体力を回復させます。犬の生活してる移動サイクルで、便で汚れた時や犬が食器類を使った後には、熱湯や消毒薬を使って、常に清潔に保ちましょう。 上記の菌などは、人間達も感染してしまうのできれいにするようにしましょう。補足ですが、サルモレラ菌・カンピロバクター菌もそうですが、健康状態の犬もだいたい約10%は細菌の保菌しています。体力が弱まり免疫力が低下してる時には、発病しやすくなります。
» 犬のコロナウイルス性腸炎
犬のの症状と原因 コロナウィルスが発見された当初は病原性が弱いと言われていましたが、突然その病原性が強くなり世界中に蔓延しました。感染すると、突然、元気がなくなって、食欲不振、下痢、嘔吐、脱水などの症状から始まります。激しい下痢と嘔吐の胃腸炎を起こします。 特に、下痢便は、オレンジ色を帯びた粥状をしています。イヌコロナウィルスによって起きる腸炎です。非常に感染力が強いのが特徴です。また、パルボウイルスと同様、死亡率が高い病気です。感染した犬の嘔吐物・糞便に口や鼻が触れることによって感染します。 感染経路は、便による感染です。伝染力がとても強くて、集団飼育している場合には短期間で蔓延してます。伝染力が強く、集団飼育している場合には短期間で蔓延してしまいます。感染した犬が回復しても、数週間はウィルスを便の中に貯めて排出し続けますパルボウィルス感染症とは違い、白血球減少はみられません。多くの場合に、発熱はみられません。幼犬の場合では、急速に元気を失い脱水して急死してしまうケースもあります。 犬のの治療方法・対策 脱水対策として電解質液による支持療法を必要とします。通常はそれだけで十分です。ワクチン接種がとても有効になります。伝染力がとても強いので蔓延防止には十分の注意が必要です。また他のウィルスとの混合感染や細菌の二次感染・腸内の寄生虫による病気・ストレスなどにさらされると悪化の一歩を進んでしまいます。犬の生活環境をきれいに清潔にして、健康管理も正しくしましょう。
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |