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ブドウ膜炎

<症状と原因>
症状として、前ブドウ膜炎では、特に急性で激しい痛みを伴うことがあります。さらに結膜と虹彩の両方の血管が充血することにより眼は非常に敏感になっていることがあります。後ブドウ膜炎では、脈絡膜が炎症性細胞や残屑で満たされます。犬特有のブドウ膜炎では、ウィルス性肝炎、水晶体性ブドウ膜炎や皮膚の脱色素と被毛の白色化に関連する急性両側性ブドウ膜炎(秋田犬、サモエド、およびシベリアンハスキーなど)などが考えられます。

<治療の方法>
原因がはっきりしている場合は、その治療とあわせて目に対する内科療法をおこないます。目の痛みが強い場合には犬が自分で目を傷つけないように首にエリザベスカラーをつけたり、前足に包帯をまくなどの保護処置をとります。

免疫が関係すると思われる場合には、抗がん剤などをふくむ免疫療法剤などを使用して治療することもあります。

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