犬の溶血性貧血

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症状と原因

犬の溶血性貧血
症状と原因

溶血性貧血とは、赤血球が何らかの遺伝性素因で循環血中赤血球の崩壊が亢進する再生性の貧血です。先天性(遺伝性)、後天性とあります。赤血球膜の異常・赤血球酵素の異常・酵素異常・膜異常・異常ヘモグロビンなどが起こります。赤血球自身の異常により赤血球が破壊されやすくなるのが原因です。後天性は抗体によるものや血管壁、血流など赤血球以外の原因で起きるものが多いです。

一部の細菌は、赤血球を破壊する強力な毒素を産生し、重い感染症では、溶血性貧血を続発することがあります。遺伝性の遺伝子欠損によっても子犬に溶血性疾患を起こすことがあります。なかでも最も多い原因は、体の免疫系が、まちがえて自分自身の赤血球を攻撃することで、これを免疫介在性溶血性貧血と呼びます。動悸・息切れ・全身倦怠感・いらいら感・めまい・耳鳴り・頻脈などが起きます。

治療の方法

犬の溶血性貧血
治療の方法

速やかに適切な治療を開始していく必要があります。治療薬の中心は副腎皮質ホルモンとその他の免疫抑制剤です。このほかに輸液、輸血、酸素吸入、脾臓摘出手術なども実施されることがあります。

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生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

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