犬がしばしば尿をする、あるいは排尿の量が少ないなどの場合やたびたび水を飲み、排尿の姿勢をくり返すなどは膀胱炎か尿路結石、前立腺の異常が疑われます。
特に結石が尿路をふさぐと尿がほとんどあるいは、まったく出なくなり犬は大変苦しむので、すぐにでも病院に連れて行ってください。尿がまったく出なくなる尿閉を起こすと高度の尿意頻発、冷汗、不安感、苦悶状態などの症状がでて、犬は2~3日間苦しんだ後、死に至ったりします。
尿に血がまじっていたり、はぐきが白くなり呼吸や鼓動が非常に速くなる脱水やショック症状(不安定に歩きまわったりぐったりするなど)がおきたときには、緊急を要します。すぐに病院へ行って下さい。
便が健康状態の目安であるように、尿もまた体の異常をすぐにあらわします。飼い主が犬の健康な時の尿の回数や色を知っていれば、何らかの変化が生じた時にはすぐに気付くはずです。日ごろから注意して見ておくようにしましょう。
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |