目やには、おもに眼球の表面の角膜の傷や炎症、まぶたの内側の結膜の異常などの理由により起こります。プードル、やコッカー・スパニエルに大変多い逆さまつげや何からの感染症にかかっても目やにが出ることはあります。目やにが黒っぽく、目のふちに付着している程度ならあまり心配いりません。
しかし、黄色く粘液性の膿の様な目やにが出たり目が赤く充血したりしている場合は目の病気と考えられます。涙が止まらない原因としては、目の表面を流れた涙を鼻腔へと流しだす涙小管が詰まる病気(流涙症)が考えられます。目はとてもデリケートな部位なので、飼い主が診断したり治療する事は困難です。軽く考えずに獣医師に診てもらいましょう。
目やにが出ているときは犬用の洗眼水(人工涙液でも可)などで流し、ぬるま湯に浸したガーゼや脱脂綿、コットンや綿棒などを使い分けて丁寧に優しく取り除いてあげましょう。
目やにを乾いたまま放置すると涙やけになることがあります。予防のためにも目やにはこまめに取り除いてあげてください。
プードル
コッカー・スパニエル
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |