犬の心室中隔欠損症

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症状と原因

犬の心室中隔欠損症
症状と原因

心室中隔欠損症は動物で最も頻度の高い先天性心奇形です。原因は、左心室と右心室を隔てている心室中隔の一部が欠損してしまい孔が残ってしまいます。この欠損孔を介して血液が左心室から右心室に流入することから様々な異常が生じてしまいます。小さな欠損孔は発育に伴って自然に閉鎖するケースがあります。そのために心臓肥大などがおこります。

初期であれば症状的には何か起きるような症状はありません。重度ですと運動時に犬が疲労を感じて動かなくなる・呼吸困難・嘔吐・乾いたような咳・食欲低下・痩せる・発育障害などがおこります。このような症状が繰り返されて他の呼吸器の病気などにもかかりやすくなるようです。また欠損孔の大きさにより、発育障害、呼吸困難、チアノーゼを呈し、心不全で死亡することもあります。

治療の方法

犬の心室中隔欠損症
治療の方法

症状がごく軽い場合やはっきりした症状がなければ、安静にさせ、食餌療法をおこなうなどの家庭の看護だけで、特別な内科療法は必要ないでしょう。症状がはっきりしていれば、その症状に応じて他の心臓病と同じ内科療法を行います。

犬では、開心術により欠損孔を閉鎖します。予後は、ごくまれに心臓の穴が自然に閉鎖することもあります。基本的に自然治癒は望めないです。犬の為にも早期に手術を行なう必要があります。

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生後(年) 0.5 1 3 5 7 10 13 15 18 20
小型犬
(歳)
9 15 28 36 44 56 68 76 88 96
大型犬
(歳)
6 12 26 40 54 75 96 110 131 145

※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。

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