脊髄空洞症とは脳や脊髄を覆っている脳脊髄液に障害が起こり、脊髄内に貯留した髄液が脊髄を圧迫し、空洞を形成してしまう病気です。犬に発症した場合、その症状はふらつく程度の軽い症状が多いものの、全身の神経に問題を起こす病気である為、重度の場合は顔や両足の麻痺、疼痛を起こす恐れがあります。原因は人間の場合も犬の場合も共に不明です。その為、治療法も未だ確実なものはありません。
MRI検査などで診断する事ができます。現在、治療法として、手術を行う外科療法と、鎮痛剤やステロイドによる内科療法などが行なわれていますが、未だ症例が極めて乏しく前述した通り、確固たる治療法は確立されていません。まだまだ未解明な病気と言えます。
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |