体内の水分量に応じて尿をコントロールしているのは、抗利尿ホルモンです。そのため視床下部や下垂体に腫瘍や炎症が生じると、尿のコントロールができなくなります。症状としては異常な量の尿を排泄します。水を自由に飲ませると、胃拡張になって、嘔吐などの症状もみられます。
尿崩症と診断されたら、まず原因になっている病気(腎臓、副腎、泌尿器などの病気)を治療します。ただし水を飲みすぎるからといって水を与えないと、脱水症状になることもあり、危険です。犬が飲みたい時にはいつでも水を飲めるようにしましょう。
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |