1.寄生虫がいる…寄生虫の種類はいくつかあり、駆虫薬も違う場合があります。必ず検便をして、寄生虫の種類を特定してから駆虫薬を処方してもらいましょう。子犬では、寄生虫に栄養をとられて成長が悪くなる事もあります。
2.食べ物にあたった…いか、たこ、えびは、食べるとひどい下痢をおこすことがあります。
3、フードの量が多い…子犬の場合は、体が小さいのでフードを多くあげてしまいがちです。下痢まではしなくても、軟便が続いていたら、少し減らしてみましょう。
4.強いストレスを受けた…一番好きな家族が、何日か家を留守にしたり、自分がどこかへ預けられたり、所で工事をしていて日中大きな音が何時間も聞こえたり、等の原因も考えられます。この場合は、元の環境に戻れば犬の精神状態が落ち着いて、ほとんど治るが、あまりにひどい下痢だったり、環境が戻っても長引いてる時は、治療が必要な場合もあります。
5.体質…元気も食欲もあるのに、しょっちゅう下痢をして痩せている。こういう場合、消化機能の弱い体質かも知れません。“いつも元気だから病気じゃないだろう”と思わずに、体質改善などの方法をとることが必要です。
急性の下痢では、それぞれの症状に基づいて治療をします。獣医師は、食事の成分や薬剤など可能性のある特異的原因を取り除く治療を行います。下痢を起こしている犬に、飲み水を与えても問題はありませんが、下痢をしたあとの2~3時間は食事を控えるべきです。荒れた腸粘膜を保護するお薬や、腸の動きを整えるお薬などを必要に応じて投与することもあります。
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |