眼瞼内反症とは逆に、まつ毛と眼瞼が外側に反転して結膜表面の赤い色をした粘膜の一部が露出した状態を眼瞼外反症といいます。おもに、顔面の皮膚がルーズな犬種に多く、例えばセント・バーナード、ブルドッグ、などに多発する先天的疾患と考えられています。
軽度の眼瞼外反は、とくに高齢犬では一般的です。この症状の犬は、毎日眼を調べ、ぬるい食塩水で湿らせた脱脂綿か市販の限洗浄液で、露出した結膜艮洗浄します。さらに重度の場合は、眼瞼をつり上げるなどの手術が必要となります。
※犬は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |