猫の火傷には、ストーブの上に飛び降りた・煮え立った鍋に飛び込んだといった事故から、お湯をかけられた・薬品をかけられたといった人為的なものまでいろんな原因があります。軽いやけどの場合は患部が軽く赤くなるだけなので、このときに処置をしてあげれば2,3日で治癒しますが、重度のヤケドの場合は患部に水疱ができ、皮膚の表面がはがれてくることがあります。原因は特に冬場のストーブや熱湯などによるヤケドが多いので、室内の環境は飼い主さんが徹底して管理してあげましょう。
猫の火傷は、大変治りにくいことが多く、包帯や絆創膏などで傷の処置も外用薬も舐めてしまって使えないことからやっかいな病気といえます。ケロイドや無毛の傷跡となって残りやすく、さらに深部に達する激しい火傷は潰瘍となりやすく、皮膚移植や足先のような部分では断脚を行なうことすらあります。すぐに気づいた場合は患部に水を吸わせたタオルなどを10分程度付けてあげます。重度のヤケドの場合は濡れたタオルにくるんであげて直ちに獣医のもとへ行き治療することが重要です。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |