ウイルス性呼吸器感染症は、数種類知られていますが、中でも代表的なものはネコカリシウィルスにようるものと、ネコヘルペスウィルスによるものです。どちらも症状はほぼ同じで、感染すると、まず鼻炎の症状が出てきます。くしゃみや鼻汁・喉の炎症による咳などが主な症状です。症状が軽い場合は特に治療を行わなくても3~4日のうちに回復してしまいます。ただし、生後間もないネコの場合は治療が必要です。
内科的治療とミルクや流動食などの食事を与えてネコの体力を保たせる保存療法を組み合わせた治療を施します。ウィルス感染に直接作用する特効薬が無いので、体力保護と二次感染を防ぐ事が大切です。感染している猫のくしゃみなどから感染しますので、多頭飼っています猫は隔離しないといけません。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |