消化管型 リンパ腫では腸管全体にわたる消化器官のガンです。発症の平均年齢は8歳前後です。下痢や嘔吐が続き、食欲が減退し、痩せ細り、一日寝てだるそうにしています。下痢や嘔吐などの消火器症状を示し、ネコは寝ている時間が増えて何となくダルそうに見えます。
脳の浮腫みを抑えるために副腎皮質ホルモン薬や利尿薬などで様子を見ながら、細菌による二次感染を防ぐ抗生物質や抗けいれん薬を投与します。場合によっては外科的手術により脳内の血液を取り除いたりします。
化学療法よりも症状を抑える対処療法が主になります。治療が難しく、実際に化学療法を行った場合には食欲不振・下痢・ 嘔吐・消化管出血などが大きな問題となることが多いです。現在のところは、犬の 消化管型リンパ腫 に対する化学療法についてはきわめて悲観的な状況です。治療法によっては副作用を伴う場合があるので獣医さんとよく話しあって治療を受ける事が望ましいです。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |