食道炎、熱中症、歯周病、口内炎、歯根の吸収、口の中のガン、異物を呑みこむ、てんかんの発作、中毒、ネコエイズ、あごの骨の骨折、脳や神経の異常
猫は口腔内に病気が発生しやすい動物です。飼い主さんがときどき口の中を確認し口臭や炎症・咬み合せなどを確認しましょう。海外では歯を定期的に猫用歯ブラシで磨いています。よだれが出る症状は、歯ぐきに病気(歯周病)・歯ぐきに起きたガンなどが考えられます。猫は歯ぐきの病気に発生しやすく、歯の間にそって歯ぐきが赤く炎症していましたら歯周病の初期症状になってしまいます。
よだれに血が混じっているようなら悪い状態になります。猫が痛みがひどいと、前足で口を引っかく動作をします。このケースですと口腔内で魚の骨等が刺さったり、異物がひっかかっています可能性も考えられます。猫が口を開けたままで閉じられないなら、あごの骨が骨折または神経の異常かもしれません。この状態が長く続くと食べられなかったり水が飲めなかったりし、脱水症状に陥ってしまうので迅速な対応が必要となります。口から泡を吹く症状なら、毒物・有害物質を呑みこんだ可能性があります。よだれ・泡を出している状態は大変危険ですので、獣医師さんの診察が必要になります。
①歯周病の予防 歯垢や歯石を取り除き、歯の表面を磨きます。病変部分には消毒殺菌用のヨード液を塗布し、また抗生物質を投与します。歯がぐらぐらしている場合は抜歯をする事もあります。
②口腔内の予防 基本的には口内洗浄を行います。その後、抗生物質と抗炎症薬を投与します。栄養状態が思わしくない場合は水分ヤミネラルなどの栄養補給をし、他の病気も平行して治療をおこないます。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |