心臓の病気、ケガ、骨折、内臓破裂(交通事故によるケガ)、呼吸器の病気(ぜんそく・呼吸困難・多呼吸・頻呼吸)、心筋症、貧血、リンパ腫、肥満、横隔膜のヘルニア、胸水、ガン、細菌感染症、ネコ伝染性腹膜炎、トキソプラズマ症、フィラリア症
苦しそうに息づかい・せきをして呼吸がおかしい時は、次のような要因が考えられます。
①重い心臓病を発病している。
②貧血になっています。
③悪性の腫瘍(ガン)がある。
④細菌感染の発生。
⑤ネコ伝染性腹膜炎にかかっている。
⑥事故にあって胸部に骨折や内臓破裂がおきている。
⑦胸の内部(胸腔)に液体がたまっている。
症状がひどいと腹式呼吸のみで息をするようになります。腹部のみで苦しい呼吸をしていたら危険な状態です。普段と違った呼吸音が聞こえてたり・呼吸のリズムなどがおかしい場合はぜんそく・呼吸系の症状が考えられます。猫のぜんそくは、息をするのがやっとというような苦しそうな息づかいをし、舌を出して「ヒィーヒィー」するような呼吸になり、苦しいので口は開けたままになります。
初期の症状では、突発的な呼吸困難の後、酸素吸入やステロイド剤・気管支拡張剤の投与で症状の緩和がみられます。呼吸困難になった猫は迅速に獣医師さんの診察が必要です。
温度が高い場所にいると症状が悪化してしまうので、風通しがあり涼しくて静かな落ち着いた場所に移しましょう。迅速な対応をして獣医師さんに診察を受けてください。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |