卵巣の腫瘍では、卵をつくる卵胞にできる腫瘍は約50パーセント前後は悪性といわれます。子宮の腫瘍では、悪性の子宮腺がんが多いです。子宮から卵巣・肝臓・リンパ系・更には脳細胞にまで転移しやすく、転移すれば手遅れとなってしまいます。 症状はどちらも子宮からの出血が見られます。 乳腺腫瘍同様、初発情が起きる前に避妊手術を受すれば、ほとんど予防できます。卵巣や子宮、乳腺などは女性ホルモンの影響下にあり、なんらかのホルモンバランスの異常によって、各部位に腫瘍が発現する可能性がきわめて高いと考えられます。
ガンが疑わしい場合は外科的治療による切除をおこないます。治療方法は抗ガン剤の投与を行いますが、状態によっては手術で子宮を除去しなければなりません。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |