網膜が萎縮することで視力障害を起こし、動体視力が衰えていったりします。眼底にある光を感じる光受容層に、異常が生じる病気で初期状況でしたら視力障害は起こりません。症状が進行すると、夜間の視力障害が現れ動いているものを追いにくくなり、 さらに進行すると、昼間の視力にも障害が現れ、光に対する反応が遅くなります。 末期になると、瞳孔は開きっぱなしになり視力が失われていきます。
網膜萎縮には「先天性」と「後天性」がありますが、ネコでは「先天性」のものはまれです。 「後天性」網膜萎縮の原因は、主に栄養性欠乏やタウリン欠乏があげられます。 タウリンの欠乏は、猫にドッグフードを与えることで栄養不足が起こります。
不完全な食事から来る病気なので、栄養不足を補う為の食事改善が必要です。普段からバランスの良い食事を与えるように心がけましょう。問題は栄養によるケースで、特に必須アミノ酸の欠乏による事が多いので、飼い主さんがきちんと管理してください。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |