白癬菌に感染すると猫は、その部位の毛がぬけて皮膚が露出し、その上に細かい糠状のかさぶたなどが付着して来ます。猫のあちこちが円形に脱毛し徐々に大きくなっていきます。
痒みはさほど無いようですが、赤くなったり炎症を起こしたりします。猫が感染する原因のほとんどは犬小胞子菌になります。伝染力が強いので多頭飼いをしている場合は注意が必要でしょう。早期に発見できると塗り薬で済むこともありますが、ひどくなると長期間の投薬が必要になります。
ネコ用の薬浴剤を使用して定期的に身体を洗ってあげます。白癬(皮膚糸状菌症)は人にも伝染するので、特に肌のデリケートな小児や女性は気をつけてください。この病気は病変部を少し引っかいて顕微鏡で見たり、特殊な光を当てると蛍光を発することなどで診断がつきます。飲み薬や薬用シャンプーなどで治療しますが、なかなか完治しづらく、数カ月かかることもあります。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |