腸管内容物が通過障害を起こすことを腸閉塞と呼びます。原因によりまして機械性イレウスと機能性イレウスとに分けられます。機械性イレウスは、骨折・毛糸・ラップなどを飲み込むことによって起こります。機能性イレウスは、細菌性腸炎・ウイルス性腸炎に続発して起こる腸管事態の神経麻痺によると考えられます。症状は、腸の動きが妨げられて、嘔吐が起こります。閉塞の程度が激しければ、元気消失・食欲低下になります。腹痛・排便の途絶が起こり衰弱が激しくなります。
外科的手術によって腸内から異物を除去します。また、閉塞している部分が特定できないときは内科治療を優先する場合がありますが、ほとんどの場合は緊急を要するので開腹手術で体内の状態を確認することが多いです。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |