猫は痙攣を起こしたり・よろめいたり・もうろうとします。交通事故や高所からの落下事故など猫に多い事故が原因で頭部を強打する場合が少なくありません。そのため、頭を強く打つと脳が浮腫んだり、出血します。仮に猫の生命を取り留めましても、頭を強く打つなどして脳が傷つく可能性が有り、後遺症が残る事があります。
脳の浮腫みを抑えるために副腎皮質ホルモン薬や利尿薬などで様子を見ながら、細菌による二次感染を防ぐ抗生物質や抗けいれん薬を投与します。場合によっては外科的手術により脳内の血液を取り除いたりします。
猫が意識を失った時にはできるだけ早く獣医師の診断を受けてください。猫の体を動かさないようにして 静かに横にさせましょう。動物病院に運ぶときは、静かに寝かせてあげて、頭に負担が衝撃が加わらないように優しく抱いて運んでください。
※猫は生後5~7年で人間の「中年期」に入ります。 |